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「子供の犯罪」

未成年の子供が起こす事件が、よくマスコミを賑わしています。
ただ、マスコミの論調で気になる部分がかなり有るんですね。

まず、『普通の家庭の普通の子供』と書かれていますが、この『普通の家庭』というのは、どうやら『両親が揃った』という意味のようです。

別に深読みするわけではありませんが、裏を返すと『両親の揃っていない普通の家庭ではない子供ならいざしらず』というニュアンスで読者が無意識に感じたとしら、これは母子家庭などで頑張っている人達に対して大変無神経な話です。

次に、『純真でやさしい』はずの子供が何故殺傷などの残虐なことを? という感じの記事も多いのですが、人間は大人より子供の方が残酷なのです。
歳をとって仏様のような人でも、子供の頃には蛙や昆虫に対して、文にできないような残酷な事をした人だってあるでしょう。

障害を持った人に対しての言葉でも、子供は概して残酷な表現をします。
しかし、そのような子供も成長すると共に『思いやり』や、弱者に対して、相手の気持ちに立って考えるという事を知っていくのです。

さて現在の日本は外国と違って、かなり無宗教に近いと言ってよいでしょう。
『神』という観念がなければ、犯罪と呼ばれる行動に影響を与えるのは『損得』と『良心』が主になります。

犯罪心理学では『損得』を重視する理論もあります。
すなわち、その犯罪をして得られるモノ(気持ち)と、捕まるリスク及び捕まって損をするモノ(または気持ち)のウェイトで、発生率はある程度決まってくるというものです。(先般の飲酒運転に対する罰則強化を思い出してくださ
い。)

ところが、子供は、まだ子供であるが故に、この損得の概念が確立できていないんですね。
しかも今の彼らは、昔の子供たちが恐れたような怖い存在(親父、先生、おまわりさん)というものが昔ほどは有りません。

その上科学が進み、昔のような、親や年寄りに「悪い事をすると神様(閻魔様)が見ていて、どこかでバチがあたるよ」と非科学的な話で脅かされる事も無くなった為、子供たちは、それこそ社会的には立派に見える大人達でも持っているかどうか怪しいような『良心』だけがストッパーとなるわけです。

自分だけは正常で普通と思っている『大人』が多い中で、『普通の子供』が引起こす重大な犯罪事件は、増えていく可能性は高いでしょうね。




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