head_img

「子どもを怒ってしまう」

【怒り】はなぜ発生するのでしょうか。

これは、【不満】が主な原因なんです。

では、【不満】はなぜ起こるのでしょう。


これは【思ったとおりにならない】からなんです。

つまり、人は『○○に対して怒る』というより、『自分の思ったとおりにならないから怒る』ということなんですね。

でも、大体、世の中は思ったとおりにはならないものです。
特に『人(子ども)』は…。

まずは、この流れを認知しておきましょう。

* ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ *

ところで、【怒った】ら何か良いことはあるでしょうか。

「だって、相手にもこっちが怒ってることをわからせなきゃいけないし」

------そうですね。僕もそう思います。
怒るべき時には怒れる人の方が健全だ、と思っているくらいです。
仏や聖人君子じゃないんだし…。

では、【怒り続けた】としたらどうですか?

「う~~ん、それはどうだろ。良いことがあるかな~」


------そこなんですよね。問題は。

【怒り】というのは【飲酒】に似てるんです。
たまに、パァ~っとやるのには良いのですが、継続すると却って体や心にダメージを与えるんですね。

酒飲みについて、こういう言葉があります。
『まずは人が酒を飲む。次に酒が酒を飲む。そして最後は酒が人を飲む』

【怒り】も同じです。【怒り】が【怒り】を呼び、最後は【怒り】がその本人の心をズタズタにするんです。

「じゃあ、良いことどころか、凄く悪いことじゃないですか。
思ったようにいかないワ、自分の怒りで自分の心がズタズタになるワ じゃ、丸損ですね」

------そこが大事です。『丸損』っていうのを思いっきり頭に叩き込んでおくことが重要なんです。

だから、何かがあって【怒り】が続いている時は、今言った流れを思い出してください。
例えば、子どもに今怒っているとしますね。
でも…。
『今、怒り続けている…ということは、何かが思うとおりにならなかったからだ。
    ↓
そして怒り続けるという事は【丸損】なんだ。
    ↓
では、何が思うとおりにならなかったのだろう。
    ↓
それは子どもが言うことを聞かない(テストが悪かった、片づけをしない等)から』


ここで、上記の
---------------------------------------------------
でも、大体、世の中は思ったとおりにはならないものです。
特に『人(子ども)』は…。
----------------------------------------------------
に進んでいくワケですね。

このへんまでくると、【怒り】のパワーは少し落ちてきているはずです。
もちろん納得はいかないかもしれません。
でも、『~~であるべき』とか『~~は理不尽』という怒りに、【丸損】という概念をぶつけてみましょう。

これを上手くやれるようになると、こう言えるようになるはずです。
『しょうがないヤツだなぁ~ (-_-;) 』

この言葉が、実は【怒り】を制御するオマジナイなんですね。

* ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ *

さて話は変わりますが、湿度が高かったり暑かったりすると、人はどうしてもイライラしてしまいます。

でも、不思議ですよね。
エアコンの効きが悪い!と事務所の中で怒っている人でも、海に行った時はもっと暑い中を平気で甲羅干しをしたりしているんです。

 寒い時も同じです。
『この寒い中をヤイヤイ言われても、体が動かんわ!』
とふてくされている人でも、もっと寒いスキー場ではニコニコと活発に動いていたりして…。
いかに人間が主観的かよくわかりますね。

さて、うまくいかない時のイライラなどを、まとめてストレスと呼んだりしますが、その中身は【怒り】である場合が殆どです。

そういう場合、ストレス解消として、その怒りをどこかにぶつけてしまいがちです。
でも、この方法では、実は本当の意味での解消がなかなかできません。

よくやってしまう一番悪い対処方法が、【誰か(何か)に当たる】という事です。
これは当たられた方も大変ですが、当たる方も「いい方法ではない」と大脳が判断するので、、最初の(脳の中心部で、情動を司る)視床下部で生じた【怒り】に、【当たっている自分への怒り】がプラスされて、【怒りの自己増殖】を引き起こすケースが多いんです。

こうなると、自分にも周りにもマイナスのエネルギーを撒き散らしているようなもので、最悪のパターンとなってしまいます。

そこで、【おまじない その2】。

何かが上手くいかず、『自分の心に怒りが芽生えたな』と感じたら、「あ、怒ってる怒ってる」と第三者が自分を観たように、つぶやいてみましょう。

ここで、『何が原因か』、とか『何のせいで』、とか思ってはいけません。
余計に頭にきますから。
ただ、自分の心の状態を、客観的に説明する感じで、「あ、怒ってる怒ってる」です。

これで、思考の『立ち位置』が、感情的な視床下部から、冷静な大脳へと移っていくんですね。

* ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ *

先程、怒りなどと思考とは同じ頭の中でも発生する場所が違うと書きました。
思考というのは、主に新しい脳と言われる『大脳』から発生し、怒りや悲しみは古い脳と言われる『視床』などから発生します。

ところで、この古い脳というのは生存する為にとっても大事な場所なんですね。
例えば、危険を感じると『怒り』や『恐れ』を発生させ、その危険に素早く反応し身を守る指令を体の各部分にとばします。
つまり、すぐ逃げられるようにとか、すぐ闘えるようにするワケです。
だから、眼や耳からの情報は、この視床に特急便で届くようになっているんですね。

それに引き換え、思考というのは危急のモノではないので、情報は普通便で届きます。

このタイムラグが問題なんです。
思わず手が出ちゃったというのは、これが原因です。

大脳に普通便が届きじっくりと考える前に、視床が特急便に反応して『殴れ』と手に指示を出しちゃった、という事なのです。

僕がよく『10秒数えてからなら、怒ってもいい』と言う理由はここに有ります。
特急便が視床に届いてから10秒経つ間に、普通便が大脳に届いて、大脳はそれを【理性的】に判断します。
だから、それでもなお怒りが収まらない場合は、それは【怒ってもよい事】なんですね。

さて、もっとも大事な【おまじない】です。

『怒り』の原因の中で、もっとも厄介なのは【~べき主義】なんですね。
『~すべきである』『~であらねばならぬ』という【考え方(ビリーフ)】が、怒りを巻き起こすんです。

ですので、もし自分の心に【~べき主義】が発生したら、つまり『~すべきである』『~であらねばならぬ』という言い方をしそうになったら、是非この言葉に言い換えてください。

☆☆☆ 「~にこしたことはない」 ☆☆☆

これは、最高のおまじないです。
間違いなく、貴方も子供も家族も周りの人も、HAPPYな方向に変わっていきます!
絶対にお薦めの言葉ですよ。



Copyright(c)2012 NPO日本次世代育成支援協会
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

この内容はNPO日本次世代育成支援協会の鷲津が、愛知大学OCでの講義の内容を元に書いております。
著作権はNPO日本次世代育成支援協会にあります。

カウンセリングのご相談は、ベルコスモ・カウンセリングまでどうぞ。
遠方の方には電話カウンセリングも行っております。
愛知県一宮市本町2-3-2 イトカンビル4F 0586-23-5575
belcosmo@jade.dti.ne.jp
参照⇒http://bellcosmo.net/service.html



♪楽しく、役に立つ心理学やカウンセリング理論を学びませんか?

毎週火曜日(午後、夜間)に名古屋で、月曜の(午後、夜間)夜間に一宮で、『心理カウンセラー講座』を開いています。
毎月1回土曜に、集中講座(12回完結)も始めました。

詳しくはコチラ→ http://npo-jisedai.org/kouza.htm

=======================================================
NPO日本次世代育成支援協会では、
☆ 講演(主にコミュニケーションについて) ☆ 講師 ☆ 心理カウンセリング ☆ お子様の進路指導・教育相談
を行っております。
http://npo-jisedai.org


アクセスカウンター


ページトップに戻る