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子育てや家族問題に役立つお話 【ネット・スマホ依存】

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子育てに活かせる!『ものの見方、考え方』 その66
【ネット・スマホ依存】
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今回も私たちNPOハート・コンシャスの理事でもある鷲津先生(名城大学心理学非常勤講師、(同)ベルコスモ・カウンセリング代表)に伺いました。


今回は、現代の親の悩みの一つになりつつある『ネット依存』とか『スマホ依存』と呼ばれているものについてお話いただけますか?

「はい。まずは現状からお知らせしますね。
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターの調査によると、インターネットから離れられないIT依存の傾向がある成人は421万人となり、5年前から約1.5倍に増えました。
IT依存は、男性の4.5% 女性の3.5%が「問題使用者(国際指標)」に該当していて、若いほど高くなっています。ちなみに20~24歳は男性の約19%、女性の約15%ですね。これはスマホの普及が影響ではないかと考えられます。
子どものデータは今のところ手元にはないのですが、お隣の韓国では、10代の18%が1日7時間以上使用しており、端末を取り上げられると離脱症状が出るそうです」

------離脱症状と言いますと?

「一般的には禁断症状と言われているものですね」

------あ、まるでアルコール依存症みたいですね。

「そうなんです。アルコールのように薬物ではないのにね。そしてこれが怖いんですよ。この段階になってしまうと、もう『意志の強さ』とかいう問題じゃなくなってしまって、やめるのはすごく難しくなっちゃうんですよ」

------えっ、そうなんですか。
その段階っていうと、例えばアルコール依存症だと手が震えたりしますが、ネット依存だとどんな状態になるんですか?

「性格が衝動的になり、怒りをコントロールできなくなるという感じですね」

------そう言えば、パソコンを取り上げられて親に暴力をふるったという事件がありましたね。

「そうですね。だからそうなる前の手当てが必要なんですよ」

------どんな状態が要注意でしょう?

「そうですね。次の傾向が現れだしたら、もう対処に家族が行動を移さなければいけませんね。
・他の人に関心を持てなくなる
・生身の人間とのコミュニケーションが億劫になる
・ゲーム等に多額のお金を使う
・ひきこもる時間が増え続ける

ちなみに、アメリカ精神医学会の診断基準である DSM-5で提案された『インターネットゲーム障害』の診断基準案を北海道立精神保健福祉センターが訳したものでは、このようになったそうです。

12か月の間に以下の内5項目あるいはそれ以上が当てはまるとインターネットゲーム障害
・インターネットゲームに夢中になっている。(前回のゲームのことを考えたり,次のゲームを待ち望んだりして、インターネットゲームが日常生活の主要な活動となる) ・インターネットゲームが取り上げられたとき離脱症候群を起こす。(典型的な症状は,いらいら・落ち着きのなさ,不安・心苦しさ,嘆き・悲しみといったもので,薬理学的な離脱による身体症状は認められない)
・耐性-インターネットゲームに参加する時間が増えていく必要性
・インターネットゲームヘの参加をコントロールしようとする試みが成功しない
・インターネットゲームの結果として,インターネットゲーム以外の趣味や楽しみへの関心がなくなる
・心理社会的な問題があると分かっていても,インターネットゲームを継続してやり過ぎてしまう
・インターネットゲームの使用量について,家族やセラピストその他の人たちにうそをついたことがある
・否定的な感情(無力感,罪悪感,不安など)から逃げるため,あるいはまぎらわすためにインターネットゲームを利用する
・インターネットゲームによって,大切な人間関係,職業,教育あるいは経歴を積む機会が危うくなったり,失ったりしたことがある』

つまりこれに当てはまると、精神疾患になるということです。
それも依存症というのは、慢性で進行性のある病気なんですね。しかも厄介なことに、依存症というのは『否認の病気』と呼ばれているくらい、本人や周囲が病気であることを自覚していないんです」

------なんか、想像していたよりも大変なことなんですね。

次回も続きをお願いできますか?

「はい。是非、この問題は沢山の方に知っていただきたいですしね」



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この内容はNPOハート・コンシャスの玉田とNPO日本次世代育成支援協会の鷲津が、愛知大学OCでの講義の内容を元に書いております。
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