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子育てや家族問題に役立つお話 【子どもの将来を考える】

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子育てに活かせる!『ものの見方、考え方』 その81
【子どもの将来を考える】
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今回も私たちNPOハート・コンシャスの理事でもある鷲津先生(名城大学心理学非常勤講師、(同)ベルコスモ・カウンセリング代表)に伺いました。


――あっという間に師走になってしまいました。

「本当に時が経つのは早いですね。ところで『時』というのは流れていくものなのですが、世の親御さんはこれを一部だけ切り取って考えてしまうことがあるんですよね」

――切り取る、というのは?

「我が子の将来を考える、という時です。ちょっと考えてみてくださいね。
小学5年生の子供がいたとします。そしてその子の将来を考えるとします。その時、子どもが80歳まで生きるとして、その80歳までを考えますか?」

――あ…。それはないですね。大学とか就職する頃をイメージしている気がします。

「そうなんですよね。大体は子どもが大学へ入るころから、せいぜい30歳くらいまでの『時』を切り取ってイメージしている場合が多いんです。でもね、例えばいい大学に入って一流と言われる企業に入ったとしますよ。でもその後はどうなるかは考えていないってことでしょ?」

――そう言われるとそうですね。その後はせいぜい誰かと結婚して孫ができて…。
あ、でも『孫が出来て』とか『自分の面倒を多少見てもらって』とかいうのは、『子どもの将来を考える』というよりは、『自分の将来を考えて』いるんですもんね。

「そういうことなんですよ。ところで『どういう大学に入るか』とか『どういう企業に就職するか』も大事ですけど、やっぱり一番大事なのは、『どういう人生を送るか』ではないでしょうか?」

――もちろんそうです!
なるほど。子どもの将来というのを、20歳くらいから30歳くらい迄の時を切り取って考えちゃっているというのは、そういうことなんですね。
そうじゃなく、子どもの人生全体をイメージして、いろいろと考えてあげないといけないってことですか。

「その通りです。いい大学に入ってもコミュニケーションが上手く取れずに友だちや彼女ができなかったり、一流会社に入っても家族と楽しい生活を送れなかったとしたら、果たしてその子の人生はよかったのかという話になっちゃいます。
悩んだ時に相談できる友達を持つことや、家族で楽しい休日を過ごすこと、他にもいろいろと大事な想い出がいっぱいあって、死ぬ時に『これはこれでなかなか良かった人生だったな』なんて言える人となってほしいと僕なんかは思うのですが…」

――そうかもしれませんね。
子どもの将来を考えるというのは、子どもの人生を考えるということですもんね。




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この内容はNPOハート・コンシャスの玉田とNPO日本次世代育成支援協会の鷲津が、愛知大学OCでの講義の内容を元に書いております。
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