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【自己肯定感】



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子育てに活かせる!『ものの見方、考え方』 その41
【自己肯定感】
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今回も鷲津先生(名城大学心理学非常勤講師、(同)ベルコスモ・カウンセリング代表)に伺いました。


------ある先生が、近頃の子どもはすぐにくじけてしまうと嘆いておられたのですが、これについてはどう思われますか?

「確かにそういう面は有ると思います。くじけたからといってさほど困らない環境、言葉を変えると『途中でやめても親や周囲が何とかしてくれ、そんなに不都合が起きないという事を子ども達が知った』ということでしょうね」

------う~~ん、そう言われると親としては考えちゃいますね。

「これについて大事な点は、自尊心が低い子どもが多いということなんですよ。この自尊心というのは、変なプライドではなく自己肯定感という意味ですが…」

------そういう場合、親はどうしたらいいんでしょうか?

「そこが問題なんですけどね。自己肯定感が低い子どもって、大体親も低いんですよね~」

------あ、そうかも…。(笑)

「自分を低く見ちゃう、つまりディスカウントしてしまう親のもとにはディスカウントする子が育つ場合が多いんです。不安が強い親のもとには不安が強い子が育つのと同じですね。だからまずは親が変わらないといけないのですが」

------そういうことですか。

「そうなんです。例えば親が何か失敗して『私って本当にどうしようもない人間だ』と自分を責めたり、『私なんかいなくなった方がいい』などと自分をディスカウントしたりすれば、子どももそれをモデリングしちゃうんです。
そうじゃなく、例えば失敗しても『今まで失敗しなかった人というのは、今までチャレンジをしなかった人だ』とか言って次を目指す親だと、子どももくじけない考え方の枠組みを身につけていくんですね」

------なるほど!

「もう一つ大事なことがあります。くじけやすい子は、目標設定や、目標に至るプロセス造りが苦手な場合が多いんですよ。だから『くじけるな』とか『強くあれ』とかの叱咤激励ばかりしていないで、子どもと一緒に目標設定の仕方をいろいろと考えたり、くじける前に、つまりめげそうになったらすぐに、プロセスの修正や再検討をしてほしいんです」

------目標設定のやり方やプロセス修正を子どもと共に学ぶということですね。

「そういうことですね。但しあくまでも【具体的に考える】のが大事ですので、それをお忘れなく」




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