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【叱るより褒める】



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子育てに活かせる!『ものの見方、考え方』 その56
【叱るより褒める】
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今回も私たち鷲津先生(名城大学心理学非常勤講師、(同)ベルコスモ・カウンセリング代表)に伺いました。


今回は【叱る】ということについて伺いたいと思います。
まず、よく『叱るより褒めろ』って言いますよね。

「はい。これは本当ですね。『叱る』のも『褒める』のも、【親が期待する言動を、子どもにしてもらう手段】なんですが、『叱る』よりも『褒める』方が、圧倒的に効果が大きいんですね」

------効果が大きい…。

「ええ。これは色々なテストではっきりと出ています。例えば『叱る』というのは『褒める』よりも、慣れやすいんです」

------あ、わかります。
最初のうちは聞いてますけど、何回目かになると、もう聞いていないですもんね。

「そうなんですよ。それに引き替え『褒められる』というのは、何度でもうれしいんですね。あと、『叱る』というのは『期待した方向に進まない』場合があるんです」

------と言いますと?

「例えば『寝る前に歯を磨く』ようになってほしかったとしますね。この場合、磨かなかった時に叱るとします。そうすると、磨くようになってくれればいいのですが、磨いたふりをするとか『叱られないように努力する』場合があるんですよ(笑)」

------そんな努力をする暇が有ったら、磨いてくれればいいのに…。

「親はほんとにそう思いますよね。ところが『磨いた時に褒める』というのは、こういう問題は出てきません。それとね、もう一つ厄介な問題が有るんです。『叱る』と、【その事が嫌いになる】ことが多いんです」

------あ、なるほど!
『歯を磨きなさい!』って叱ると、歯を磨くことが嫌いになると…。

「そういうことです。ところが『褒められる』と、そのことが好きになる可能性が高くなるんですね」

------う~~ん、そういうことですか。

「そういうことです」

------じゃあ、絶対に叱っちゃいけないっていうことですか?

「いえ、本やセミナーでは、『子どもを絶対に叱っちゃいけない』という言葉がよく出てきますが、僕はそうは思っていません」

------え? そうなんですか?
では次回、それについてもう少しお願いします。




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