子育てや家族問題に役立つ心理学 【子どもの拒食症】~子育ての悩み,不登校,ネット・スマホ・ゲーム依存,カウンセリングなど~
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子育てや家族問題に役立つ心理学 【子どもの拒食症】
☆------♪------☆------♪------☆------♪------☆ 子育てに活かせる!『ものの見方、考え方』 その16【子どもの拒食症】 ☆------♪------☆------♪------☆------♪------☆ 今回も鷲津先生(名城大学心理学非常勤講師、(同)ベルコスモ・カウンセリング代表)に伺いました。 ------最近は小学生の中にも拒食症の傾向がある子どもが見かけられるようになったと聞きますが…。 「そのとおりです。摂食障害とまではいかないにしろ、食べる量を抑えてほっそりとした体型を目指したり、維持しようとする子はかなり多いのじゃないでしょうか」 ------体に悪いですよね。 「本当にその通りです。将来にわたって大きなリスクを背負い込みますから、親御さんには是非注意していただきたいですね。 しかしこれには困った問題も最近増えてきているんです。従来は親子間の葛藤とか何か子どもの心に陰があって拒食症に進むとかが多かったのですが、最近は明るい子が拒食症になったりするケースもあるんですよ。 そういうケースでは、よくよく聞いてみると、親が自分の子どもがスタイルがいい、もっとも僕から見ると痩せすぎなのですが、そういうことを喜んだり自慢したりするお母さんの存在が見えてくるんですね」 ------それって例えば、我が子がAKBなどのようになってほしいと思っているのでしょうか。 「まぁそこまではいかないと思いますが、投影は起きているような気がします」 ------投影と言いますと? 「例えば、昔はよくあった話ですが、子どものころにプロ野球選手に憧れた男性が、父親になったら子どもに野球を熱心にやらせるとか、学歴に劣等感を持っている親が、教育熱心な場合を想像してください」 ------今でもありそうな話ですね。 「自分が野球選手に憧れていたから、子どもも憧れているように見えちゃうんですね。そして子どもは無意識のうちにそれを理解して、親の未完の思いに向かって努力する、という構図です」 ------ということは、お母さんが心の奥底で『カッコいいスタイル』に憧れていたり、モデルやタレントに憧れていたとしたら…。 「そういうことです。娘が食事量をついつい制限してしまうことだって有り得ます」 ------怖いですね。 「そうですね。もちろんそれ以外にも雑誌やテレビなどのメディアの影響も大きいと思います。でも、これは親が『成長期にはしっかりと栄養を取らなくてはいけない』というしっかりとした考えを持ち、家庭内でもそれを常に表していないといけないんです」 ------そうですね~。いくらほっそりとしてカッコよくても、将来において体が弱かったら結局苦しむのはその子ですもんね。 Copyright(c)2016 合同会社ベルコスモ・カンセリング * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ♪楽しく、役に立つ心理学やカウンセリング理論を学びませんか? NPO日本次世代育成支援協会は、わかりやすく安価に学べる心理カウンセラー養成講座を開いています。 子育てにもとっても役に立ちますよ。 毎週火曜日(夜間)に名古屋で、月曜(午後)に一宮で開催中。 参加費 月4回で1万2千円(テキストや資料代込) 毎月1回の土曜集中講座(12回完結 1回9千円)も開いています。 詳しくはコチラ→ https://npo-jisedai.org/kouza.htm