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ネット・スマホ依存症のページはこちら⇒https://npo-jisedai.org/izonshou.html
2024年3月6日に大分県立看護科学大学、日本文理大学、別府大学、立命館アジア太平洋大学、大分県立芸術文化短期大学、大分短期大学、東九州短期大学、別府溝部学園短期大学、別府大学短期大学部、大分工業高等専門学校、放送大学大分学習センター、大分大学で構成される「大分大学地域連携プラットフォーム推進機構」主催のセミナーの講師として、各校の教職員の方々対象にWEBで講演しました(鷲津秀樹)。
(翌週13日は大分大学単独で先生方への講演)
以前、名古屋テレビの報道番組「UP!」で、当協会の鷲津理事がネット・スマホゲームの問題点についてお話しました。
その時に、取材でお話した内容について、もう少し詳しく説明します。
まず知っていただきたいのは、ゲーム依存症というのは、れっきとした精神病だということです。
世界保健機関(WHO)が、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎにより日常生活が困難になる症状を、 「ゲーム障害(Gaming disorder)」 と定義し、2018年に発表した最新版ICD(国際疾病分類)第十一版に加えました。
また、それと同様に世界の精神科医が診断基準としているDSMという精神障害の診断・統計マニュアルの次期基準にも、ゲーム依存症は加えられる予定です。
ちなみに「ゲーム障害」の定義というのは下記症状が十二カ月以上続いている場合を指します。
・ゲームをすることを他の日常生活の活動よりも優先してしまう
・個人・家族・社会・教育・職業といった場面で、非常に重大な問題を発生させている
これはどういうことかというと、例えば電車の中でスマホやタブレットでゲームに夢中になっている人がたくさんいますが、その人がこの定義に当てはまっていたら、つまり寝不足になるまでやったりして学校や会社にしょっちゅう遅刻したり、学業や仕事においてミスが多発して周囲に迷惑をよくかける状態で、それが一年以上続いたら、もうそれはアルコール依存症とかギャンブル依存症の人たちと同じ慢性の精神病に罹っているということなんです。
そして、怖いのはこのゲーム依存症というのは、その【慢性】ということと、【進行性】であることなんですね。
慢性の病気というと、例えば体の病気で言うと糖尿病がそうですが、慢性でしかも進行性の病気というのはなかなか対処に取り掛かれなかったり、進行に気づいたときは大変なことになっていたりしますが、それは体だけじゃなく脳でも一緒なんです。
例えばギャンブル依存症でも、慢性の進行で、財産も信用も全て失ってしまう人が恐ろしいくらい沢山います。
そしてゲーム依存もそうなる可能性があるわけです。
私達はゲーム依存の講演を、あちらこちらの学校やセミナーに呼ばれてしているのですが、まずはこう質問します。
「もし、少量ならいいけど、沢山食べ続けると指が腐ってしまう食べ物があって、それをお子さんが食べ続けていたらどうしますか?」と。
すると当然、「もちろん食べさせません」って皆さん仰います。
そこで、「そうですよね。それなのになぜ、度が過ぎると脳がおかしくなっていく可能性もあるスマホ・ネット・ゲーム依存には、皆さんのんびりと考えておられるんですか? とっても素直でやさしい子が、いつの間にか眼が座って攻撃的な暴言を吐く子になるかもしれないんですよ?」って言うと、そこでやっと事の重大さに気づいていただけるんですね。
ゲーム依存に限らず、例えばギャンブル依存もアルコールや薬物依存も、とにかく依存症というのは早期解決が一番重要です。
人生の大事な時間が失われていくだけではなく、最悪の場合は人格が崩壊することだってあります。
例えば、お子さんがゲームに嵌り始め、親は「そのうち気が付いてくれるだろう」と問題を先送りしていくうちに、どんどん事態は悪化していき不登校から家庭内暴力に発展し、入院させるにもどこの病院でも一杯だと断られて家庭崩壊することだってあるのです。
是非先送りせず、早めに対応をとっていただくことを切に望んでおります。
まず基本的なことですが、人は剌激を求めています。つまり、退屈が大嫌いということですね。
そして、その欲求の強弱は人によって異なります。
例としては、退屈が大嫌いで新奇性(新しいことや珍しいこと)への欲求が強いケースが、ADHDタイプには多く見られます。
それ故に、例えば電車の中でも自転車に乗っていても、面白い事の方に意識が向かっていく、つまりスマホを開くわけですね。
また、人は人との関わりを求めています(これを集団の一員としての存在への欲求と言います)。
そして、SNS上にあるソーシャルゲームというのは、コミュニティやフレンドというものが有り、それを手軽に満たす要素があるんですね。 また、それは集団の中での【居場所】となっていきます。
そういうわけで、他人とのかかわりが気になりやすい人がソーシャルゲームに嵌り易いということになります。
しかも、その環境で『協力』し合ったり、『尊敬』されたりという、一般の社会では得られにくくなった人間関係のプラスのストローク(対人刺激)を得られることも多いわけです。
また、その刺激は【強化刺激(その行動を強化して増やしていく刺激)】となり、ゲームにますます嵌っていってそれが習慣となってしまうという悪循環が形成されます。
注 【強化刺激】
応用行動分析という心理学の理論を用いて説明しますと、人は『行動』のあとに『快(おもしろい、楽しい等、うれしい)』を感じると、その行動は『強化(行動が増える)』され、そして『習慣』へと繋がっていきます。
逆に『行動』のあとに『不快』を感じると、その行動は『弱化』され、そしてその行動は『消去』されていきます。

つまり、ゲームというのはとっても『快』を感じるので、当然『ゲームをやる』という行動は強化され、そして『習慣化』されていくということになるということです。

それに対して、勉強というのは一般的にはつまらなかったり辛かったりする(不快)ので、『勉強する』という行動は弱化され、『消去』されやすいわけですね。

また、今の時代は『自分とは何か』がわかりにくい時代です。
つまり、自分自身の存在の意味や自分の人生の目的が希薄となってしまっています。
ところがゲームには【アバター】という存在があり、それに自分を投影したり同一化して、目的を持つことが出来たり成長や達成感を感じることもできるわけですね。
人は、上位(権威や立場)のポジションへのあこがれや欲求があります。そういうものや自分の成長願望が、ゲームの課金というシステム、例えば強くなるツールを買うことによって、容易に手に入れられるわけです。
つまり、現実社会ではコツコツと努力しないといけないのですが、その『努力や労力』や『時間』をお金で買うことがゲームではできるんですね。
これは、現代社会の効率至上主義とか、プロセスよりも結果を求められる風潮にもピッタリと合っています。
しかも、上位に行くことによって、実際に尊敬されたり賞賛されたりすることが多いですから、その快感が脳に染み込み、課金を繰り返していくというパターンとなっていきます。
また、ソーシャルゲームにおいては【他者との比較】が上手に組み込まれています。
例えば、ゲームを待機させられている時に他者の進行具合がわかるようになっていたり、優越感や劣等感を巧妙に刺激する構造になっていたりと、人間の心理を本当に上手に操るシステムになっているゲームも珍しくは有りません。
つまり、フレンドのゲームの進行状況や入手したアイテムを見ることができることにより、比較の罠に嵌ってしまうわけです。
例えば、プレイポイントを使い切ると、それが回復する間は何もできないゲームがありますが、その間に他のプレイヤーに抜かれたりするのを黙って見ていることになるわけですね。
自動車のレースで言えば、ガス欠でピットに入れられている間に目の前でどんどんとライバルが周回を重ねていくのを目の当たりにするわけです。
そりゃ、お金を払ってでもガソリンを入れて、自分も早くレースに参戦したくなりますよね。
しかし課金を一度やると、段々と麻痺して進行していく傾向があります。
また、一番の問題点は、育てていくタイプのゲームは、お金や労力や時間をつぎ込めばつぎ込むほど「引くに引けなくなる」ことです。
そして、「引く」には切断機能(決断力、切り捨てる力)が必要なのです。
ところで、子どもが勝手に親のクレジットカードやスマホを使い、多額の課金していたという問題が頻繁に起こっています。 これについては、一昔前は未成年の契約は無効ということで、その課金を払わなくてもよかったこともあったようですが、今はゲーム会社も「親の(カードやスマホの)管理責任を問う」という姿勢に変わっており、過失責任を負わねばならないということも覚悟しておく必要があります。
したがって、まずはiPhoneなら「ペアレンタルコントロール」、Androidなら「Google ファミリーリンク」などによって子どものスマホに制限をかけたり、クレジットカードの記号や番号は子どもに知られないようにしっかり管理することが大切と言えるでしょう。
最近は借金もスマホで簡単に出来るようになった為、経済的に破綻する人も増えてきており、公益社団法人「ギャンブル依存症を考える会」の調査(対象10~50代男性93人)では、海外オンラインカジノの利用者でギャンブル依存症者の3割が、始めてから1週間以内に借金をしていたと出ています。
そして年齢は、20代と30代で全体の約8割を占めています。
この問題について、詳しくは姉妹団体のNPOハート・コンシャスのホームページをご覧ください。↓
https://heart-c.org/casino.html
(左写真は東京新聞に紹介された「eスポーツ」についての当協会の鷲津代表のコメント)
このところ随分「eスポーツ」が話題になっていますね。
それとともに、eスポーツとゲーム依存の関係についての疑問や心配の声が増えてきました。
これについて、まずは「回避」という要素の問題が挙げられます。
どういうことかと言うと、積極的に前向きに取り組んでいる場合は、その対象への依存症にはなりにくいということなんですね。
例えば利き酒師やソムリエを職業としている人がアルコール依存症になったという話はあまり聞かないですし、パチンコで稼いで生活しているパチプロの人も、パチンコ依存症にはなりにくいと思います。
つまり、依存症というのは、何か(例えば仕事や勉強、人間関係等)から回避して依存対象の方に行ってしまうことが多いわけです。
ただ問題は、回避してゲームばかりやっている人が、「東京都だってeスポーツを薦めているじゃないか」というように、言い訳のように『eスポーツのせいにする』ということが考えられます。
なお「依存症にならないゲームは?」とか、「どこまでがeスポーツで、どこまでがゲーム依存になるか」という質問もあるようですが、当然グレーゾーンもあるわけですし、同じゲームをやっても健全に楽しむ人もいれば、どっぷりと嵌ってしまう人もいます。
その人その人のタイプや環境によって変わっていくものですので、一概に決めつけるわけにはいきません。
ゲームだけではなく、ネット・スマホ依存症についても関心のある方はこちら↓
ネット・スマホ依存症のページ https://npo-jisedai.org/izonshou.html
ゲーム依存になってしまうと、抑うつ状態となってしまう場合がよく見られます。
また、ゲームを制限したり取り上げようとすると「死にたい」とか「自殺する」などと言う場合も珍しくはありません。
もちろん脅かしとして言う場合も多いのですが、実際にうつ病となってしまうこともありますので、そういう場合はとにかく早めに医療機関に相談することが必要です。
子どものうつ病についてはこちらをご覧ください。↓
子どものうつ病のページ https://npo-jisedai.org/childm.html
1.「毎日の生活がつまらない」というのが、そもそもの大きな問題点なので、「目標」や「おもしろいこと」を与えてもらうのではなく、自分で作成するように心がけること
(「目標」や「おもしろいこと」を持っている人は依存症にならない)
2. 「やめたくてもやめられない」のが依存症なのであり、「やめる」には切断機能の強化が必要となるので、応用行動分析や認知療法の専門家の助言をもらう
ソーシャルゲーム自体は他の依存症(アルコール、ギャンブル等)と比べると、現時点においては経済的な損失がそんなに特別高いというわけではありません。
ただ、他の依存症と比べて時間の損失がかなり高いことは確かです。
また、結果的にスマホを手から離せない「スマホ・ネット依存」となり、脳に悪影響を与える大きな要因となっていることが、とっても大きな脅威なのです。
それにより攻撃的になってしまい、人格障害のような言動が増えていくケースは、今やあちらこちらで見られます。
ゲーム依存症は慢性の精神疾患です。「意思を強く持て!」などという叱咤激励では治りませんし、「そのうち本人も気付くだろう」という楽観的な考えは非常に危険です。
早期に介入し、行動を変容させることが求められます。
Copyright(c)2016 合同会社ベルコスモ・カウンセリング
すごく『快』を感じるゲームという行動から、『不快』な勉強へ移行させるというのは、かなり無理があるんですね。
そして、我々はすぐに『罰』を与えるという『嫌悪刺激』を使う手段にいきがちなのですが、実は『罰』というのはいろいろな問題を含んでいます。

・罰は慣れやすい(馴化)
・怒られない時はゲームを控えるという行動は消失してしまう(怒られた時だけ従う)
・罰の回避にエネルギーを使う(嘘をつく、隠れてやる、取引をする等)
そしてこれが一番の問題なのですが
・罰を与える人を嫌いになり、人間関係が悪くなっていく
ということなんですね。
褒められればその人を好きになり、怒られるとその人を嫌いになるというのは当たり前の話です。 そして、好きな人と嫌いな人では、どちらの人の言うことを聞くようになるかというのも、考えてみたらすぐわかる話なのですが…。
実際私達のところにカウンセリングに来られるケースでは親御さんが罰や禁止を主とした対応をされており、それにより子どもとの関係が悪くなって悪循環が拡大していくという例は大変よくあるパターンなのです。
ですので、私たちはまずはゲ-ム意外に興味を持てる他のことを探したり提案し、そちらにゲームに費やされている時間を少しずつでも移行していき、少しでも移行できたら『賞』を与える(褒める、認める、祝う等)という方法を、カウンセリングではとってもきめ細かく行っています。

もっとも、1回や2回のカウンセリングですぐによくなるといったケースは、ないわけではありません。
一般的には腰を据えたカウンセリングが必要です。
なお応用行動分析(ABA)については、本でも書いていますので、興味のある方はよろしければ amazon↓でお買い求めください。
【「もっと早く知りたかった」と言われる子育て心理学: ~応用行動分析(ABA)・交流分析~】
【「もっと早く知りたかった」と言われる子育て心理学】につきましては、電子ブックだけではなく紙の本も通販で販売しております。 お申し込みはこちら⇒https://bellcosmo.net/hon.html
なお、申し訳ございませんがゲーム依存やネット・スマホ依存についての電話やメールでの無料相談は現在行っておりませんので宜しくお願い致します。ご相談は、カウンセリング(有料)となっております。

好評発売中のネット・スマホ依存の本
ネット・スマホ依存から抜け出す方法
~応用行動分析(ABA)~
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慢性の精神疾患となるネット・スマホ依存について、その原因や克服する方法、また予防方法を応用行動分析などの心理学でわかりやすく説明しています。
ここからは追記となります。4~5年前までは子供のネット・スマホ依存が問題の中心でしたが、このところ大人のネット・スマホ依存問題でカウンセリングに来られる方が目立ってきました。
食事中もスマホを見続けている父親のネット依存。
スマホが気になって、子どもの世話や家事が疎かになっている主婦のネット・スマホ依存。
仕事が終わってからは、深夜までスマホ漬けになっている青年から中年のネット・スマホ依存。
Youtubeばかり見ている大人のネット・スマホ依存。
ポケモンGOに夢中になって自転車で一日中あちらこちらをうろついている老人のネット・スマホ依存。
こうなってくると、一家でネット・スマホ依存になりつつある家庭がかなり増えているのではないかと思われます。
カウンセリングに来られる方は、まだチェック機能が働いている人がいるということなのですが、みんながネット・スマホ依存となると、もうこれは手の付けようがありません。
出来るだけ早く対策や対応が望まれます。
大人でも、対応は子どものネット・スマホ依存症対策と一緒です。
まずは時間を制限すること!
時間制限に効果のあるロックアプリも出ていますから、下記の応用行動分析のやり方で時間を減らしていくことから始めてください。
最近、幼稚園や保育園で、テレビを見ると画面を指で触ってスワイプ(スクロール)しようとする幼児が多いようです。
親が、手がかからないように幼児にスマホやタブレットを持たせ、Youtubeを見せている光景は、今や当たり前となってきました。
2歳までに子供にスマホやタブレットを見せたことがある親は85%以上、という統計も発表されています。
どんな悪影響がどれだけ出るのかは、これから数年先にならないとわからないでしょうが、少なくとも機器に親しむのは間違いないですから、ネット・スマホ依存症になる確率は高くなっていくと思われます。
また幼児、児童段階でのタブレットやパソコンの多用は認知・学習能力やコミュニケーション能力の低下を招くという調査結果は多く発表されていますし、東京慈恵会医科大学の前川喜平名誉教授の研究では、スマホやメディア漬けの子どもには「名前を呼んでも振り向かない」「視線が合わないことがある」「言葉が遅れる」「一方的に話す」「落ち着きがない」「表情が乏しい」「テレビやDVDを消すと怒る」という症状がよく見られると発表されています。
ネット・スマホ依存症についてはこちら⇒https://npo-jisedai.org/izonshou.htm ネット・スマホ依存に効果的な療法
応用行動分析⇒ https://npo-jisedai.org/aba.html
認知行動療法⇒ https://bellcosmo.net/ninchi.html
申し訳ございませんがネット・スマホ依存についての電話やメールでの無料相談や無料でのご質問についての回答は現在行っておりませんので宜しくお願い致します。ご相談やご質問は、カウンセリング(有料)にてお願いいたします。
講演のご依頼は⇒ https://npo-jisedai.org/izonkouen.html
講師料は講師によって違います。
なお当協会の会員が講師として伺う場合は、当協会は依頼主様と講師の橋渡しをする役割を担います。講師料は講師に直接お支払いいただくことになります(協会代表の鷲津が講師をさせていただく場合のみ当協会宛にお支払いいただきます)。
ただ、できるだけご予算にお合わせしますが、講演時間は1時間とかでも、講師は実際には他の仕事を1日間休むことになってしまいます。また打ち合わせや準備等にも1日くらいの時間は取られ、計2日くらいの仕事となるのが現状です。
ですので例えば「1回1万3千円で旅費込み」というご依頼条件ですと、実質的に1日あたり5000円程度という収入になってしまい、講師にとってはかなり負担が大きく、なかなかご要望に応えることが難しくなってしまいます。 公的機関ではご予算が決められている場合が多いことも承知しておりますが、そのあたりをご理解、ご考慮いただけましたら幸いです。
くなってしまいます。
公的機関ではご予算が決められている場合が多いこともし夜討ちしておりますが、そのあたりをご理解、ご考慮いただけましたら幸いです。
お申込み先
0586-73-3911 info@npo-jisedai.org
ong>ネット・スマホ依存のカウンセリングは⇒ https://npo-jisedai.org/netcounseling.html
Copyright(c) NPO法人日本次世代育成支援協会
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この内容はNPO法人日本次世代育成支援協会の心理カウンセラー養成講座の講師を担当している鷲津代表が、愛知大学OCでの講義で行った内容を元に書かれています。
著作権は出版をしている合同会社ベルコスモ・カウンセリングにあります。無断使用、複写、転載はできませんのでご注意ください。
♪楽しく、役に立つ心理学やカウンセリング理論を学びませんか?
毎週月曜(午後)に一宮で、『心理カウンセラー講座』を開いています。
毎月1回の受講で集中的に学べる土曜集中講座(12回完結)や、同じく毎月1回日曜に行う初心者用ベーシック集中講座もございます。↓
https://npo-jisedai.org/kouza.htm
遠方の方にはWEBで受講できるリモート講座(毎月第2土曜の午前or午後 24回受講で修了 )も開設しました。↓
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愛知県保険医協会主催の「第34回 子どもの健康を考えるつどい」で、ネット・スマホ・ゲーム依存に関する講演で講師を務めました。
テーマ「コロナ禍が及ぼす子どもたちの心への影響と、その対処法」
講師 NPO日本次世代育成支援協会代表 名城大学非常勤講師 鷲津秀樹
対象 保険医協会会員の医師歯科医師 学校教諭、保育士、一般市民

豊川市内に勤務する小中学校教員と保護者を対象に「健やかな子どもを育てる豊川集会」が開かれました。
演題 「家族や学校で防ぐネット・スマホ・ゲーム依存」
講師 鷲津秀樹(当協会代表)
愛知県小児科医会の第56回「子どもの健康を守る会」での講演の講師をする予定でしたが、コロナで中止となった為、替わりに今年度の愛知県小児科医会の会報への寄稿を依頼され、それが配布されました。
鷲津代表の内容は「コロナ禍が及ぼす子どもたちの心への影響と、その対処法」です。
小牧市小中学校の令和2年度学校・カウンセラー連絡協議会で「家族や学校でできるネット・スマホ・ゲームオ依存にならない方法」の講演を務めました。受講されたゲーム依存担当の先生方やスクールカウンセラーの皆様にとって少しでもお役に立てましたら幸いです。
毎日新聞の「論+(プラス)」で、当協会の「ネット・スマホ・ゲーム依存防止」の取り組みが紹介されました。(詳しくは左の写真をクリック)
福島テレビ「テレポートプラス」で、新型コロナウィルスによる休校と子ども達のゲーム依存の関係について、取材を受けました。
中日新聞夕刊の社会面で、「ネット・スマホ・ゲーム依存防止」の取り組みが紹介されました。

「スマホやゲーム依存 に 嵌らず 目標に向かっていくために大事なこと」
鳥羽市虐待防止ネットワーク協議会が市民講座を開かれ、そこでスマホ依存に嵌らずセルフコントロールできるようになるにはどうすればいいか、というお話をしました。
講師:鷲津秀樹(NPO日本次世代育成支援協会代表 名城大学非常勤講師)
名古屋市緑区青少年育成区民大会で「ネット・スマホ・ゲーム依存の予防と対処」の講演を務め、沢山の区民の方々に依存症の怖さを知っていただきました。
三重県保険医協会(三重県下の医師、歯科医師約1900名で構成し、患者、国民の命と健康を守るために活動している団体)主催の「ネット、スマホ、ゲーム依存防止」の市民講座が開かれ、そこで講師を務めました。
岐阜県安八郡教育委員会主催の学校保健会総会で、学校医、学校薬剤師、そして先生方対象に「ネット・スマホ・ゲーム依存の予防と対処」の講師を務めました。
東海テレビ「スイッチ」で、幼児や児童にスマホを見せることについてお話しました。
福井県坂井市教育委員会主催の「ネット・スマホ依存防止セミナー」の講師を務めました。
沢山の先生や教育に携わる方々に熱心に聴いていただき、また貴重な現場の情報をいただきました。
子どもたちの未来に少しでも貢献できましたら幸いです。
和歌山県主催の「ネット依存防止セミナー」が開かれ、講師を務めました。
https://npo-jisedai.org/2018wakayama.pdf
中日新聞朝刊の秋葉原殺傷事件の検証記事、「孤立 ネットの虚構におぼれ」において、当協会代表の鷲津が取材を受けた時のコメントが載っています。
(内容は左の記事の画像をクリックしてください)
稲沢市の「いじめ・不登校対策委員会」主催の小中学校の先生方の研修会で、『ネットいじめ』について講演させていただいた内容が、稲沢市の広報で紹介されました。
https://npo-jisedai.org/inazawa.pdf
稲沢市の「いじめ・不登校対策委員会」主催の稲沢市の小中学校の先生方の研修会で、
『ネット・スマホ依存』について講演させていただいた内容が、稲沢市の広報で紹介されました。
https://npo-jisedai.org/27inazawa.pdf
「ネット・スマホ依存症セミナー」ビデオ(一部)
「ネット・スマホ依存症セミナー2」ビデオ(ダイジェスト版)
■学校関係の講演実績の例
・国分寺青年会議所 ~大人と子供のコミュニケーション~
・私学をよくする愛知父母懇談会 ~中ブロック総会の記念講演~
・名古屋市子ども青少年局(名古屋市保育士)~保育リスクマネジメント研修~
・安城市 ~子育てに活かせるものの見方、考え方~
・稲沢市教育委員会 ~ネット依存に陥らない為に~(2016、2017)
・名古屋市西生涯学習センター ~子育てセミナー~
・名古屋市北生涯学習センター ~子育てに役立つ心理学~
・子育てかもめ応援団 ~「うまくいかない」を「うまくいく」にするには~
・名古屋市港区小中学校PTA会長セミナー ~絆をつなぐPTA活動~
・東区小中学校PTA会長セミナー
・中区小中学校PTA会長セミナー
・千種区小中学校PTA会長セミナー
・名古屋市守山中学校PTA ~子どもと上手な付き合い方~
・小牧中学校 ~スマホ・ネット依存症の対処法~(2016、2017)
・小牧市光が丘中学校教職員 ~生徒とのコミュニケーション~
・小牧市岩崎中学校PTA ~子育て・スマホ依存~
・名古屋市有松中学校PTA ~我が子の本当の味方になるには~
・名古屋市見付小学校PTA ~親が伸びれば子どもも伸びる~
・名古屋市伝馬小学校PTA ~子どもの心を育み親子のきずなを深める~
・名古屋市福田小学校PTA ~子どもとのコミュニケーション~
・名古屋市福春小学校PTA ~子供とのコミュニケーション~
・名古屋市東海小学校PTA ~親子コミュニケーション~
・岩倉市北小学校PTA ~子どもを伸ばすコミュニケーション~
・熱田区小中学校PTA会長セミナー
・名古屋市守山東中学校PTA~やる気と可能性を引き出すコミュニケーション~
・名古屋市中村区養護教諭研修会 ~スマホ・ネット依存対策~
・名古屋市千種区保育士研修 ~保護者対応・職員間の関係づくり~
・清須市保健所職員研修 ~自殺対策人材育成研修~
他多数
Copyright(c)2014 NPO日本次世代育成支援協会
大分大学地域連携プラットフォーム推進機構」主催のセミナー

ゲーム依存症

その時に、取材でお話した内容について、もう少し詳しく説明します。
まず知っていただきたいのは、ゲーム依存症というのは、れっきとした精神病だということです。
世界保健機関(WHO)が、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎにより日常生活が困難になる症状を、 「ゲーム障害(Gaming disorder)」 と定義し、2018年に発表した最新版ICD(国際疾病分類)第十一版に加えました。
また、それと同様に世界の精神科医が診断基準としているDSMという精神障害の診断・統計マニュアルの次期基準にも、ゲーム依存症は加えられる予定です。
ちなみに「ゲーム障害」の定義というのは下記症状が十二カ月以上続いている場合を指します。
・ゲームをすることを他の日常生活の活動よりも優先してしまう
・個人・家族・社会・教育・職業といった場面で、非常に重大な問題を発生させている
これはどういうことかというと、例えば電車の中でスマホやタブレットでゲームに夢中になっている人がたくさんいますが、その人がこの定義に当てはまっていたら、つまり寝不足になるまでやったりして学校や会社にしょっちゅう遅刻したり、学業や仕事においてミスが多発して周囲に迷惑をよくかける状態で、それが一年以上続いたら、もうそれはアルコール依存症とかギャンブル依存症の人たちと同じ慢性の精神病に罹っているということなんです。
そして、怖いのはこのゲーム依存症というのは、その【慢性】ということと、【進行性】であることなんですね。
慢性の病気というと、例えば体の病気で言うと糖尿病がそうですが、慢性でしかも進行性の病気というのはなかなか対処に取り掛かれなかったり、進行に気づいたときは大変なことになっていたりしますが、それは体だけじゃなく脳でも一緒なんです。
例えばギャンブル依存症でも、慢性の進行で、財産も信用も全て失ってしまう人が恐ろしいくらい沢山います。
そしてゲーム依存もそうなる可能性があるわけです。
私達はゲーム依存の講演を、あちらこちらの学校やセミナーに呼ばれてしているのですが、まずはこう質問します。
「もし、少量ならいいけど、沢山食べ続けると指が腐ってしまう食べ物があって、それをお子さんが食べ続けていたらどうしますか?」と。
すると当然、「もちろん食べさせません」って皆さん仰います。
そこで、「そうですよね。それなのになぜ、度が過ぎると脳がおかしくなっていく可能性もあるスマホ・ネット・ゲーム依存には、皆さんのんびりと考えておられるんですか? とっても素直でやさしい子が、いつの間にか眼が座って攻撃的な暴言を吐く子になるかもしれないんですよ?」って言うと、そこでやっと事の重大さに気づいていただけるんですね。
ゲーム依存に限らず、例えばギャンブル依存もアルコールや薬物依存も、とにかく依存症というのは早期解決が一番重要です。
人生の大事な時間が失われていくだけではなく、最悪の場合は人格が崩壊することだってあります。
例えば、お子さんがゲームに嵌り始め、親は「そのうち気が付いてくれるだろう」と問題を先送りしていくうちに、どんどん事態は悪化していき不登校から家庭内暴力に発展し、入院させるにもどこの病院でも一杯だと断られて家庭崩壊することだってあるのです。
是非先送りせず、早めに対応をとっていただくことを切に望んでおります。
ソーシャルゲームに嵌る理由
まず基本的なことですが、人は剌激を求めています。つまり、退屈が大嫌いということですね。
そして、その欲求の強弱は人によって異なります。
例としては、退屈が大嫌いで新奇性(新しいことや珍しいこと)への欲求が強いケースが、ADHDタイプには多く見られます。
それ故に、例えば電車の中でも自転車に乗っていても、面白い事の方に意識が向かっていく、つまりスマホを開くわけですね。
また、人は人との関わりを求めています(これを集団の一員としての存在への欲求と言います)。
そして、SNS上にあるソーシャルゲームというのは、コミュニティやフレンドというものが有り、それを手軽に満たす要素があるんですね。 また、それは集団の中での【居場所】となっていきます。
そういうわけで、他人とのかかわりが気になりやすい人がソーシャルゲームに嵌り易いということになります。
しかも、その環境で『協力』し合ったり、『尊敬』されたりという、一般の社会では得られにくくなった人間関係のプラスのストローク(対人刺激)を得られることも多いわけです。
また、その刺激は【強化刺激(その行動を強化して増やしていく刺激)】となり、ゲームにますます嵌っていってそれが習慣となってしまうという悪循環が形成されます。
注 【強化刺激】
応用行動分析という心理学の理論を用いて説明しますと、人は『行動』のあとに『快(おもしろい、楽しい等、うれしい)』を感じると、その行動は『強化(行動が増える)』され、そして『習慣』へと繋がっていきます。
逆に『行動』のあとに『不快』を感じると、その行動は『弱化』され、そしてその行動は『消去』されていきます。

つまり、ゲームというのはとっても『快』を感じるので、当然『ゲームをやる』という行動は強化され、そして『習慣化』されていくということになるということです。

それに対して、勉強というのは一般的にはつまらなかったり辛かったりする(不快)ので、『勉強する』という行動は弱化され、『消去』されやすいわけですね。

また、今の時代は『自分とは何か』がわかりにくい時代です。
つまり、自分自身の存在の意味や自分の人生の目的が希薄となってしまっています。
ところがゲームには【アバター】という存在があり、それに自分を投影したり同一化して、目的を持つことが出来たり成長や達成感を感じることもできるわけですね。

ソーシャルゲームの課金について
人は、上位(権威や立場)のポジションへのあこがれや欲求があります。そういうものや自分の成長願望が、ゲームの課金というシステム、例えば強くなるツールを買うことによって、容易に手に入れられるわけです。
つまり、現実社会ではコツコツと努力しないといけないのですが、その『努力や労力』や『時間』をお金で買うことがゲームではできるんですね。
これは、現代社会の効率至上主義とか、プロセスよりも結果を求められる風潮にもピッタリと合っています。
しかも、上位に行くことによって、実際に尊敬されたり賞賛されたりすることが多いですから、その快感が脳に染み込み、課金を繰り返していくというパターンとなっていきます。
また、ソーシャルゲームにおいては【他者との比較】が上手に組み込まれています。
例えば、ゲームを待機させられている時に他者の進行具合がわかるようになっていたり、優越感や劣等感を巧妙に刺激する構造になっていたりと、人間の心理を本当に上手に操るシステムになっているゲームも珍しくは有りません。
つまり、フレンドのゲームの進行状況や入手したアイテムを見ることができることにより、比較の罠に嵌ってしまうわけです。
例えば、プレイポイントを使い切ると、それが回復する間は何もできないゲームがありますが、その間に他のプレイヤーに抜かれたりするのを黙って見ていることになるわけですね。
自動車のレースで言えば、ガス欠でピットに入れられている間に目の前でどんどんとライバルが周回を重ねていくのを目の当たりにするわけです。
そりゃ、お金を払ってでもガソリンを入れて、自分も早くレースに参戦したくなりますよね。
しかし課金を一度やると、段々と麻痺して進行していく傾向があります。
また、一番の問題点は、育てていくタイプのゲームは、お金や労力や時間をつぎ込めばつぎ込むほど「引くに引けなくなる」ことです。
そして、「引く」には切断機能(決断力、切り捨てる力)が必要なのです。
ところで、子どもが勝手に親のクレジットカードやスマホを使い、多額の課金していたという問題が頻繁に起こっています。 これについては、一昔前は未成年の契約は無効ということで、その課金を払わなくてもよかったこともあったようですが、今はゲーム会社も「親の(カードやスマホの)管理責任を問う」という姿勢に変わっており、過失責任を負わねばならないということも覚悟しておく必要があります。
したがって、まずはiPhoneなら「ペアレンタルコントロール」、Androidなら「Google ファミリーリンク」などによって子どものスマホに制限をかけたり、クレジットカードの記号や番号は子どもに知られないようにしっかり管理することが大切と言えるでしょう。

オンラインカジノ依存症
このところオンラインカジノのギャンブル依存問題が急激に増えています。最近は借金もスマホで簡単に出来るようになった為、経済的に破綻する人も増えてきており、公益社団法人「ギャンブル依存症を考える会」の調査(対象10~50代男性93人)では、海外オンラインカジノの利用者でギャンブル依存症者の3割が、始めてから1週間以内に借金をしていたと出ています。
そして年齢は、20代と30代で全体の約8割を占めています。
この問題について、詳しくは姉妹団体のNPOハート・コンシャスのホームページをご覧ください。↓
https://heart-c.org/casino.html
eスポーツとゲーム依存の関係

このところ随分「eスポーツ」が話題になっていますね。
それとともに、eスポーツとゲーム依存の関係についての疑問や心配の声が増えてきました。
これについて、まずは「回避」という要素の問題が挙げられます。
どういうことかと言うと、積極的に前向きに取り組んでいる場合は、その対象への依存症にはなりにくいということなんですね。
例えば利き酒師やソムリエを職業としている人がアルコール依存症になったという話はあまり聞かないですし、パチンコで稼いで生活しているパチプロの人も、パチンコ依存症にはなりにくいと思います。
つまり、依存症というのは、何か(例えば仕事や勉強、人間関係等)から回避して依存対象の方に行ってしまうことが多いわけです。
ただ問題は、回避してゲームばかりやっている人が、「東京都だってeスポーツを薦めているじゃないか」というように、言い訳のように『eスポーツのせいにする』ということが考えられます。
なお「依存症にならないゲームは?」とか、「どこまでがeスポーツで、どこまでがゲーム依存になるか」という質問もあるようですが、当然グレーゾーンもあるわけですし、同じゲームをやっても健全に楽しむ人もいれば、どっぷりと嵌ってしまう人もいます。
その人その人のタイプや環境によって変わっていくものですので、一概に決めつけるわけにはいきません。
ゲームだけではなく、ネット・スマホ依存症についても関心のある方はこちら↓
ネット・スマホ依存症のページ https://npo-jisedai.org/izonshou.html
ゲーム依存症と子どものうつ病
ゲーム依存になってしまうと、抑うつ状態となってしまう場合がよく見られます。
また、ゲームを制限したり取り上げようとすると「死にたい」とか「自殺する」などと言う場合も珍しくはありません。
もちろん脅かしとして言う場合も多いのですが、実際にうつ病となってしまうこともありますので、そういう場合はとにかく早めに医療機関に相談することが必要です。
子どものうつ病についてはこちらをご覧ください。↓
子どものうつ病のページ https://npo-jisedai.org/childm.html
ソーシャルゲームの解決策
1.「毎日の生活がつまらない」というのが、そもそもの大きな問題点なので、「目標」や「おもしろいこと」を与えてもらうのではなく、自分で作成するように心がけること
(「目標」や「おもしろいこと」を持っている人は依存症にならない)
2. 「やめたくてもやめられない」のが依存症なのであり、「やめる」には切断機能の強化が必要となるので、応用行動分析や認知療法の専門家の助言をもらう
ソーシャルゲーム自体は他の依存症(アルコール、ギャンブル等)と比べると、現時点においては経済的な損失がそんなに特別高いというわけではありません。
ただ、他の依存症と比べて時間の損失がかなり高いことは確かです。
また、結果的にスマホを手から離せない「スマホ・ネット依存」となり、脳に悪影響を与える大きな要因となっていることが、とっても大きな脅威なのです。
それにより攻撃的になってしまい、人格障害のような言動が増えていくケースは、今やあちらこちらで見られます。
ゲーム依存症は慢性の精神疾患です。「意思を強く持て!」などという叱咤激励では治りませんし、「そのうち本人も気付くだろう」という楽観的な考えは非常に危険です。
早期に介入し、行動を変容させることが求められます。
Copyright(c)2016 合同会社ベルコスモ・カウンセリング

ゲーム依存に有効な応用行動分析(ABA)
なお、私たちが今までに行ったカウンセリングにおいて、もっとも有効だったのは応用行動分析(ABA)を用いた方法です。禁止一辺倒での成功率はかなり低いので、現時点においては応用行動分析による『他のことに興味を移動していく』やり方がよいのではないかと我々は考えております。すごく『快』を感じるゲームという行動から、『不快』な勉強へ移行させるというのは、かなり無理があるんですね。
そして、我々はすぐに『罰』を与えるという『嫌悪刺激』を使う手段にいきがちなのですが、実は『罰』というのはいろいろな問題を含んでいます。

・罰は慣れやすい(馴化)
・怒られない時はゲームを控えるという行動は消失してしまう(怒られた時だけ従う)
・罰の回避にエネルギーを使う(嘘をつく、隠れてやる、取引をする等)
そしてこれが一番の問題なのですが
・罰を与える人を嫌いになり、人間関係が悪くなっていく
ということなんですね。
褒められればその人を好きになり、怒られるとその人を嫌いになるというのは当たり前の話です。 そして、好きな人と嫌いな人では、どちらの人の言うことを聞くようになるかというのも、考えてみたらすぐわかる話なのですが…。
実際私達のところにカウンセリングに来られるケースでは親御さんが罰や禁止を主とした対応をされており、それにより子どもとの関係が悪くなって悪循環が拡大していくという例は大変よくあるパターンなのです。
ですので、私たちはまずはゲ-ム意外に興味を持てる他のことを探したり提案し、そちらにゲームに費やされている時間を少しずつでも移行していき、少しでも移行できたら『賞』を与える(褒める、認める、祝う等)という方法を、カウンセリングではとってもきめ細かく行っています。

もっとも、1回や2回のカウンセリングですぐによくなるといったケースは、ないわけではありません。
一般的には腰を据えたカウンセリングが必要です。
なお応用行動分析(ABA)については、本でも書いていますので、興味のある方はよろしければ amazon↓でお買い求めください。
【「もっと早く知りたかった」と言われる子育て心理学: ~応用行動分析(ABA)・交流分析~】
【「もっと早く知りたかった」と言われる子育て心理学】につきましては、電子ブックだけではなく紙の本も通販で販売しております。 お申し込みはこちら⇒https://bellcosmo.net/hon.html
なお、申し訳ございませんがゲーム依存やネット・スマホ依存についての電話やメールでの無料相談は現在行っておりませんので宜しくお願い致します。ご相談は、カウンセリング(有料)となっております。

好評発売中のネット・スマホ依存の本

~応用行動分析(ABA)~
鷲津秀樹著 (お求めはアマゾンで↑)
慢性の精神疾患となるネット・スマホ依存について、その原因や克服する方法、また予防方法を応用行動分析などの心理学でわかりやすく説明しています。
大人のネット・スマホ依存症
ここからは追記となります。4~5年前までは子供のネット・スマホ依存が問題の中心でしたが、このところ大人のネット・スマホ依存問題でカウンセリングに来られる方が目立ってきました。
食事中もスマホを見続けている父親のネット依存。
スマホが気になって、子どもの世話や家事が疎かになっている主婦のネット・スマホ依存。
仕事が終わってからは、深夜までスマホ漬けになっている青年から中年のネット・スマホ依存。
Youtubeばかり見ている大人のネット・スマホ依存。
ポケモンGOに夢中になって自転車で一日中あちらこちらをうろついている老人のネット・スマホ依存。
こうなってくると、一家でネット・スマホ依存になりつつある家庭がかなり増えているのではないかと思われます。
カウンセリングに来られる方は、まだチェック機能が働いている人がいるということなのですが、みんながネット・スマホ依存となると、もうこれは手の付けようがありません。
出来るだけ早く対策や対応が望まれます。
大人でも、対応は子どものネット・スマホ依存症対策と一緒です。
まずは時間を制限すること!
時間制限に効果のあるロックアプリも出ていますから、下記の応用行動分析のやり方で時間を減らしていくことから始めてください。
幼児のネット・スマホ依存症
最近、幼稚園や保育園で、テレビを見ると画面を指で触ってスワイプ(スクロール)しようとする幼児が多いようです。
親が、手がかからないように幼児にスマホやタブレットを持たせ、Youtubeを見せている光景は、今や当たり前となってきました。
2歳までに子供にスマホやタブレットを見せたことがある親は85%以上、という統計も発表されています。
どんな悪影響がどれだけ出るのかは、これから数年先にならないとわからないでしょうが、少なくとも機器に親しむのは間違いないですから、ネット・スマホ依存症になる確率は高くなっていくと思われます。
また幼児、児童段階でのタブレットやパソコンの多用は認知・学習能力やコミュニケーション能力の低下を招くという調査結果は多く発表されていますし、東京慈恵会医科大学の前川喜平名誉教授の研究では、スマホやメディア漬けの子どもには「名前を呼んでも振り向かない」「視線が合わないことがある」「言葉が遅れる」「一方的に話す」「落ち着きがない」「表情が乏しい」「テレビやDVDを消すと怒る」という症状がよく見られると発表されています。
ネット・スマホ依存症についてはこちら⇒https://npo-jisedai.org/izonshou.htm ネット・スマホ依存に効果的な療法
応用行動分析⇒ https://npo-jisedai.org/aba.html
認知行動療法⇒ https://bellcosmo.net/ninchi.html
申し訳ございませんがネット・スマホ依存についての電話やメールでの無料相談や無料でのご質問についての回答は現在行っておりませんので宜しくお願い致します。ご相談やご質問は、カウンセリング(有料)にてお願いいたします。
講演のご依頼は⇒ https://npo-jisedai.org/izonkouen.html
講師料は講師によって違います。
なお当協会の会員が講師として伺う場合は、当協会は依頼主様と講師の橋渡しをする役割を担います。講師料は講師に直接お支払いいただくことになります(協会代表の鷲津が講師をさせていただく場合のみ当協会宛にお支払いいただきます)。
ただ、できるだけご予算にお合わせしますが、講演時間は1時間とかでも、講師は実際には他の仕事を1日間休むことになってしまいます。また打ち合わせや準備等にも1日くらいの時間は取られ、計2日くらいの仕事となるのが現状です。
ですので例えば「1回1万3千円で旅費込み」というご依頼条件ですと、実質的に1日あたり5000円程度という収入になってしまい、講師にとってはかなり負担が大きく、なかなかご要望に応えることが難しくなってしまいます。 公的機関ではご予算が決められている場合が多いことも承知しておりますが、そのあたりをご理解、ご考慮いただけましたら幸いです。
くなってしまいます。
公的機関ではご予算が決められている場合が多いこともし夜討ちしておりますが、そのあたりをご理解、ご考慮いただけましたら幸いです。
お申込み先
0586-73-3911 info@npo-jisedai.org
ong>ネット・スマホ依存のカウンセリングは⇒ https://npo-jisedai.org/netcounseling.html
Copyright(c) NPO法人日本次世代育成支援協会
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この内容はNPO法人日本次世代育成支援協会の心理カウンセラー養成講座の講師を担当している鷲津代表が、愛知大学OCでの講義で行った内容を元に書かれています。
著作権は出版をしている合同会社ベルコスモ・カウンセリングにあります。無断使用、複写、転載はできませんのでご注意ください。
♪楽しく、役に立つ心理学やカウンセリング理論を学びませんか?
毎週月曜(午後)に一宮で、『心理カウンセラー講座』を開いています。
毎月1回の受講で集中的に学べる土曜集中講座(12回完結)や、同じく毎月1回日曜に行う初心者用ベーシック集中講座もございます。↓
https://npo-jisedai.org/kouza.htm
遠方の方にはWEBで受講できるリモート講座(毎月第2土曜の午前or午後 24回受講で修了 )も開設しました。↓
https://npo-jisedai.org/webkouza.html
オンラインやリモートの講演も可
WEBを使ったオンラインやリモートの講演や講師も可能です。Microsoft Teamsを使った講演になりますので、参加者が個々に参加する場合は100人まで。プロジェクター等を使って一堂にセミナーを見る場合は何人でも参加可能です。お問い合わせはWEBやリモート配信を理解しておられる方が担当してください。またその際は人数や日時、また講師料を予めご相談して提示できる状態でお問い合わせください。なお著作権の関係上、録画はできません。第34回 子どもの健康を考えるつどい

テーマ「コロナ禍が及ぼす子どもたちの心への影響と、その対処法」
講師 NPO日本次世代育成支援協会代表 名城大学非常勤講師 鷲津秀樹
対象 保険医協会会員の医師歯科医師 学校教諭、保育士、一般市民
健やかな子どもを育てる豊川集会

豊川市内に勤務する小中学校教員と保護者を対象に「健やかな子どもを育てる豊川集会」が開かれました。
演題 「家族や学校で防ぐネット・スマホ・ゲーム依存」
講師 鷲津秀樹(当協会代表)
愛知県小児科医会の会報に寄稿

鷲津代表の内容は「コロナ禍が及ぼす子どもたちの心への影響と、その対処法」です。
豊田市の「こころの健康づくりニュースレター」を執筆
愛知県豊田市では毎年3月を「自殺対策強化月間」とし、春の自殺予防キャンペーンを実施しており、それにに向けて1月から3月の3か月間、月1回「こころの健康づくりニュースレター」を提供しています。その1月号「劣等感と劣等コンプレックスについて」、2月号「劣等感と劣等コンプレックスについて NO2」、3月号「新しい環境におけるメンタルヘルス」を当協会の鷲津理事が執筆しました。 (画像をクリックすると拡大して読めます)
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小牧市の学校・カウンセラー連絡協議会の講演を務めました

ネット・ゲーム依存防止の取り組みが毎日新聞に紹介されました

コロナによる休校とゲーム依存の関係について福島TVでコメント

ネット・ゲーム依存防止の取り組みが中日新聞に紹介されました

鳥羽市虐待防止ネットワーク協議会市民講座

「スマホやゲーム依存 に 嵌らず 目標に向かっていくために大事なこと」
鳥羽市虐待防止ネットワーク協議会が市民講座を開かれ、そこでスマホ依存に嵌らずセルフコントロールできるようになるにはどうすればいいか、というお話をしました。
講師:鷲津秀樹(NPO日本次世代育成支援協会代表 名城大学非常勤講師)
青少年育成大会で「スマホ依存の予防」の講師を務めました

三重県保険医協会市民講座で講師を務めました

岐阜県安八郡の学校保健会総会で講師を務めました

児童とスマホの問題についてお話しました

福井県坂井市の「ネット・スマホ依存防止セミナー」

和歌山県主催のネット依存防止セミナーの講師を務めました。
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https://npo-jisedai.org/2018wakayama.pdf
中日新聞にネット依存のコメント掲載

(内容は左の記事の画像をクリックしてください)
2016 稲沢市広報に掲載されました
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https://npo-jisedai.org/inazawa.pdf
2015 稲沢市広報に掲載されました
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https://npo-jisedai.org/27inazawa.pdf
「ネット・スマホ依存症セミナー」ビデオ(一部)
「ネット・スマホ依存症セミナー2」ビデオ(ダイジェスト版)
■学校関係の講演実績の例
・国分寺青年会議所 ~大人と子供のコミュニケーション~
・私学をよくする愛知父母懇談会 ~中ブロック総会の記念講演~
・名古屋市子ども青少年局(名古屋市保育士)~保育リスクマネジメント研修~
・安城市 ~子育てに活かせるものの見方、考え方~
・稲沢市教育委員会 ~ネット依存に陥らない為に~(2016、2017)
・名古屋市西生涯学習センター ~子育てセミナー~
・名古屋市北生涯学習センター ~子育てに役立つ心理学~
・子育てかもめ応援団 ~「うまくいかない」を「うまくいく」にするには~
・名古屋市港区小中学校PTA会長セミナー ~絆をつなぐPTA活動~
・東区小中学校PTA会長セミナー
・中区小中学校PTA会長セミナー
・千種区小中学校PTA会長セミナー
・名古屋市守山中学校PTA ~子どもと上手な付き合い方~
・小牧中学校 ~スマホ・ネット依存症の対処法~(2016、2017)
・小牧市光が丘中学校教職員 ~生徒とのコミュニケーション~
・小牧市岩崎中学校PTA ~子育て・スマホ依存~
・名古屋市有松中学校PTA ~我が子の本当の味方になるには~
・名古屋市見付小学校PTA ~親が伸びれば子どもも伸びる~
・名古屋市伝馬小学校PTA ~子どもの心を育み親子のきずなを深める~
・名古屋市福田小学校PTA ~子どもとのコミュニケーション~
・名古屋市福春小学校PTA ~子供とのコミュニケーション~
・名古屋市東海小学校PTA ~親子コミュニケーション~
・岩倉市北小学校PTA ~子どもを伸ばすコミュニケーション~
・熱田区小中学校PTA会長セミナー
・名古屋市守山東中学校PTA~やる気と可能性を引き出すコミュニケーション~
・名古屋市中村区養護教諭研修会 ~スマホ・ネット依存対策~
・名古屋市千種区保育士研修 ~保護者対応・職員間の関係づくり~
・清須市保健所職員研修 ~自殺対策人材育成研修~
他多数
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