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自己愛性性格 自己中心、プライドや妄想、特別扱いされたい


「あの人ってほんと自己愛の強い人だよね」とか言われるタイプがいます。

いったいどんな人なのでしょうか?

自己中心な人?

人のことを考えず自分の好き勝手な行動をとる人?

自分大好き人間?

会話の途中でも「オレが、オレが」とか「わたしは、わたしは」と話しを持っていっちゃう人?
(そう言えば、SNSなどでも人のページの人の話に、すぐ自分の話を書き込む人って見かけますよね)

そういうのも学生のうちならまだいいのですが、これが社会人やある程度の歳の人だと、コミュニケーションの能力を疑われたり、ひどい場合だと人格を疑われたりしてしまいます。

さて、精神疾患の基準とされているDSM(アメリカ精神医学会によって出版された精神障害の診断と統計マニュアル)には、【自己愛性パーソナリティ障害】という項目があります。

つまり、程度が極端な場合はパーソナリティ障害という精神疾患とされているわけですね。

そこで、それを基にわかりやすく特徴を挙げてみました。


自己愛性性格の特徴(DSM-5を基に作成)

・自分は重要な存在、または特別な存在だという思いがある
 また周囲にそれを認めることを求めたり特別扱いを要求する

・特別な人間だけが自分を理解できるとの思いを持っている

褒められたい、尊敬されたいという思いが非常に強い

・権力者や金持ち、またスターやセレブに強く憧れる

・他の人の気持ちや状況を理解しようとしない

妬み嫉妬が激しく、ケチを付けたり引き下げようとする


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当てはまる項目が多ければ、これは注意した方がいいということになりますね。


健全なる自己愛

さて、自己愛はいけないものというイメージが強いのですが、コフートという心理学者は『健全な自己愛』こそが大切だと唱えています。

「自分を愛せない人間が、人を愛せるのか?」ということですね。

ただ、これは勘違いされやすい言葉なのですが、「愛する」という意味がわかっていないとまずいんですね。

まず、「愛する」=「好き」 とは限らないということ。

「好き」というのは、こちら側が勝手に誰か(何か)を好きになるということです。

でも、「愛する」というのは、「相手を大事にする(思う)」ということなんですよね。

つまり、相手の状況や境遇を理解し、そして相手の考え方や感情を大事に捉えるということとなります。
(だからストーカーというのは、相手のことを「好き」なのかもしれませんが、それは「愛している」のではないわけです)

となると、この『健全な自己愛』というのは、【自分を大事にする】ということになりますね。

では自分勝手に、人のことも考えず、やりたいことをやっていたらどうなるでしょうか?

友だちもいなくなり、支持してくれる人もいなくなり、周りは敵や自分を無視する人ばかりになってしまう…。

そんな考え方や行動は、果たして【自分を大事にする】ことになっているのでしょうか。


自分の人生全体を考えて、自分を大事にすること。
それが『健全な自己愛』なのではないかと思います。




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名古屋テレビ「UP!」でゲーム依存についてお話しました。






高浜市青年会議所で研修の講師を務めました

高浜市青年会議所で「自己分析して判断力を高めよう!」をテーマにした研修の講師を務めました。

「パワーハラスメント予防研修」の講師を務めました

春日井市消防本部の「パワーハラスメント予防研修」の講師を務めました。





第34回 子どもの健康を考えるつどい

愛知県保険医協会主催の「第34回 子どもの健康を考えるつどい」で、ネット・スマホ・ゲーム依存に関する講演で講師を務めました。
テーマ「コロナ禍が及ぼす子どもたちの心への影響と、その対処法」
講師 NPO日本次世代育成支援協会代表 名城大学非常勤講師 鷲津秀樹
対象 保険医協会会員の医師歯科医師 学校教諭、保育士、一般市民


愛知県小児科医会の会報に寄稿

愛知県小児科医会の第56回「子どもの健康を守る会」での講演の講師をする予定でしたが中止となった為、替わりに今年度の愛知県小児科医会の会報への寄稿を依頼され、それが配布されました。
鷲津代表の内容は「コロナ禍が及ぼす子どもたちの心への影響と、その対処法」です。






豊田市の「こころの健康づくりニュースレター」を執筆

愛知県豊田市では毎年3月を「自殺対策強化月間」とし、春の自殺予防キャンペーンを実施しており、それにに向けて1月から3月の3か月間、月1回「こころの健康づくりニュースレター」を提供しています。その1月号「劣等感と劣等コンプレックスについて」、2月号「劣等感と劣等コンプレックスについて NO2」、3月号「新しい環境におけるメンタルヘルス」を当協会の鷲津理事が執筆しました。 (画像をクリックすると拡大して読めます)


小牧市の学校・カウンセラー連絡協議会の講演を務めました

小牧市小中学校の令和2年度学校・カウンセラー連絡協議会で「家族や学校でできるネット・スマホ・ゲームオ依存にならない方法」の講演を務めました。受講されたゲーム依存担当の先生方やスクールカウンセラーの皆様にとって少しでもお役に立てましたら幸いです。


あいち男女共同参画財団主催のHSPセミナーで講師を務めました

公益財団法人あいち男女共同参画財団主催のセミナー「もしかしてHSP(ひといちばい敏感な人)?」の講師を務めました。沢山の方からキャンセル待ちをいただくくらい参加応募が多かったのですが、新型コロナ対策で席の間隔を置かなければいけなかった為、多くの方の参加ご希望に応えられず申し訳ありませんでした。


ネット・ゲーム依存防止の取り組みが毎日新聞に紹介されました

毎日新聞の「論+(プラス)」で、当協会の「ネット・スマホ・ゲーム依存防止」の取り組みが紹介されました。(詳しくは左の写真をクリック)




「eスポーツ」についてのコメントが東京新聞に紹介されました

東京新聞の社会面で、「eスポーツ」についてのコメントが紹介されました。(詳しくは左の写真をクリック)







三重県保険医協会「スマホ依存の予防と対処法」市民講座


三重県保険医協会が市民講座を開かれ、講師を務めました。(三重県保険医協会とは、三重県下の医師、歯科医師で構成し、患者、国民の命と健康を守るために活動している団体で、一般市民を対象に医療情報を提供する市民公開講座です)




 

『弔活の準備、進め方』「女性自身」に掲載されました


週刊誌「女性自身」で、『弔活の準備、進め方』(親に不愉快にさせずに、終活を薦める言い方等)について当協会の鷲津が書いた記事が掲載されました(90P~)。



東海テレビでスマホ依存についてお話しました

東海テレビ「スイッチ」で、幼児や児童にスマホを見せることについてお話しました。








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