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【カウンセラー養成リモート講座を開設しました】

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心理や悩みに役立つ知識【ユングの性格類型】


ユングは人間をまず2つのタイプに分類しました。
自分の外にあるものに価値を感じ、そちらに心のエネルギーを向かわせる人を外向的な人。
自分の内側に関心を向けエネルギーを注ぎ、外にはあまり関心を持たない内向的な人。
そして次にユングは心の機能として、思考と感情、そして感覚と直感、この4つを下記の図のように考え、人はその中のどれかが発達しているとしました。



この4つについては、次のように言われています。

まず、外からの働きかけを「感覚」で受ける。
その受けたものは「思考」で理解し、そして「感情」によっていろいろな判定や判断がなされる。
「直感」は可能性を捉えたり、ひらめきを発したりする。

図に表されているように、これらは相補的な関係であり、例えば「思考」が優勢機能として発達している人は、「感情」が劣等機能となり、無意識の領域に抑圧されていることとなります。
「感覚」と「直感」についても同じです。
なお、これはどれが優れているのが一番いいか、という問題ではありません。

さて、このように向性と心の機能を分類すると、向性と機能の組み合わせが8つできます。これがユングの性格類型です。

1 外向的思考タイプ
2 内向的思考タイプ
3 外向的感情タイプ
4 内向的感情タイプ
5 外向的感覚タイプ
6 内向的感覚タイプ
7 外向的直感タイプ
8 内向的直感タイプ

あなたはどのタイプですか?


コンステレーション


ユングの心理療法はイメージを重視し、夢について取り上げたり、河合隼雄氏の箱庭療法などが有名ですが、他にもシンクロニシティとかコンステレーションという考え方も有名です。

ちなみになったコンステレーションというのは、カウンセリングで行うシステムズ・アプローチというやり方と相通ずるところがあるんですね。

まず、ユングの言うところのコンステレーションとは何かということになりますが、この言葉の本来の意味は「星座」、そしてこれは「布置」とも訳されています。
繋がりのないように見える夜空の星も、見えない何かの関係があり、こちらの星に変化が起こると遠い別の星にも変化が起きるとか、そういう誘発性やバランスや流れがあるのではないかという考え方です。

ユングの理論はとっても難しいのでなかなか理解しにくいのですが、でもこれを「縁」として考えるとなんとなくはわかるのではないでしょうか。
つまり因果関係だけではなく、縁というものも重視すると、物事がまた別な見え方になってくるというわけです。

我々はすぐに因果関係を考えてしまいます。
ああだからこうなったとか、これは何々が原因だという考え方ですね。
例えばこの子どもの不登校は、親がその子の幼児期にあまりかまってあげなかったからだというのがそれです。

じゃあ、かまってあげた子はみんな不登校にならないのかというと、そうでもない。
その子をかまってあげなかったという「因」だけではなく、いろいろな要素が絡んできているのが実際のところなのではないでしょうか。

河合先生はそこのところを、このようにわかりやすく述べておられます。

「人はボタンを押すと結果が出てくるように思い込んでいる。『因』というボタンを押すと『果』となる。ところがこの考え方は、人がその『因』と『果』の間に壁があることになっている。
 すなわち人は壁のこっち側から、向こうにある『因』のボタンを押すと、『果』となるんだと思っている(図1↓)。

しかし実際は実は壁はなく、人と『因』と『果』は一つのシステムの中にある(図2↓)。

なぜかというと不登校なのは『人間』なのだから」
(河合隼雄最終講義より要約)


コンステレーション(布置)という考え方が、システムズ・アプローチの考え方と相通ずるというのは、ここのところです。
また河合先生の仰る「因果関係に囚われすぎない」というところも一緒ですね。

不登校になったのは親の何々が原因だ、わたしが自己主張を上手くできないのはアダルト・チルドレンが原因だなど、我々はついつい原因探しに捉われてしまいがちです。
でも、原因がわかったら学校へ行くかと言えばそうでもないことが多いですし、原因がわかったら自己主知用できるようになるかといえば、それもちょっと違います。
大事なのは今と未来であり、どうなればいいかなんですよね。




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この本は、このページの筆者が大学の講義(心理学)のテキストとしても使用していた、認知療法や解決思考アプローチをわかりやすく解説した図書です。


      Copyright(c) 合同会社ベルコスモ・カウンセリング

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この内容はNPO法人日本次世代育成支援協会の心理カウンセラー養成講座の講師を担当している鷲津代表が、愛知大学OCでの講義で行った内容を元に書かれています。
著作権は出版をしている合同会社ベルコスモ・カウンセリングにあります。無断使用、複写、転載はできませんのでご注意ください。

♪楽しく、役に立つ心理学やカウンセリング理論を学びませんか?

毎週月曜(午後)に一宮で、『心理カウンセラー講座』を開いています。
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愛知県小児科医会の会報に寄稿

愛知県小児科医会の第56回「子どもの健康を守る会」での講演の講師をする予定でしたが中止となった為、替わりに今年度の愛知県小児科医会の会報への寄稿を依頼され、それが配布されました。
鷲津代表の内容は「コロナ禍が及ぼす子どもたちの心への影響と、その対処法」です。





豊田市の「こころの健康づくりニュースレター」を執筆

愛知県豊田市では毎年3月を「自殺対策強化月間」とし、春の自殺予防キャンペーンを実施しており、それにに向けて1月から3月の3か月間、月1回「こころの健康づくりニュースレター」を提供しています。その1月号「劣等感と劣等コンプレックスについて」、2月号「劣等感と劣等コンプレックスについて NO2」、3月号「新しい環境におけるメンタルヘルス」を当協会の鷲津理事が執筆しました。 (画像をクリックすると拡大して読めます)


小牧市の学校・カウンセラー連絡協議会の講演を務めました

小牧市小中学校の令和2年度学校・カウンセラー連絡協議会で「家族や学校でできるネット・スマホ・ゲームオ依存にならない方法」の講演を務めました。受講されたゲーム依存担当の先生方やスクールカウンセラーの皆様にとって少しでもお役に立てましたら幸いです。


あいち男女共同参画財団主催のHSPセミナーで講師を務めました

公益財団法人あいち男女共同参画財団主催のセミナー「もしかしてHSP(ひといちばい敏感な人)?」の講師を務めました。沢山の方からキャンセル待ちをいただくくらい参加応募が多かったのですが、新型コロナ対策で席の間隔を置かなければいけなかった為、多くの方の参加ご希望に応えられず申し訳ありませんでした。


ネット・ゲーム依存防止の取り組みが毎日新聞に紹介されました

毎日新聞の「論+(プラス)」で、当協会の「ネット・スマホ・ゲーム依存防止」の取り組みが紹介されました。(詳しくは左の写真をクリック)




「eスポーツ」についてのコメントが東京新聞に紹介されました

東京新聞の社会面で、「eスポーツ」についてのコメントが紹介されました。(詳しくは左の写真をクリック)







青少年育成大会で「スマホ依存の予防」の講師を務めました

名古屋市緑区青少年育成区民大会で「ネット・スマホ・ゲーム依存の予防と対処」の講演を務め、沢山の区民の方々に依存症の怖さを知っていただきました。


『弔活の準備、進め方』「女性自身」に掲載されました


週刊誌「女性自身」で、『弔活の準備、進め方』(親に不愉快にさせずに、終活を薦める言い方等)について当協会の鷲津が書いた記事が掲載されました(90P~)。



三重県保険医協会「スマホ依存の予防と対処法」市民講座


三重県保険医協会が市民講座を開かれ、そこでスマホ依存のお話をいたしました。(三重県保険医協会とは、三重県下の医師、歯科医師で構成し、患者、国民の命と健康を守るために活動している団体で、一般市民を対象に医療情報を提供する市民公開講座です。)

講師:鷲津秀樹(NPO日本次世代育成支援協会代表 名城大学非常勤講師)

 




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