head_img

【叩かない子育て】



☆------♪------☆------♪------☆------♪------☆
子育てに活かせる!『ものの見方、考え方』 その28
【叩かない子育て】
☆------♪------☆------♪------☆------♪------☆

今回も鷲津先生(名城大学心理学非常勤講師、(同)ベルコスモ・カウンセリング代表)に伺いました。


「ちょっと前の朝日新聞に『たたかない子育て』という記事があったのですが、今回はそれについてお話しましょうか」

------叩いてはいけないというのは、殆どの親がわかっているはずなんですよね。
でも、理屈ではわかっていても…。

「そうなんですよね。叩いてはいけないとか、怒るより褒める方がいいってことは、皆さん頭では理解されているんです。でも、今言われた『理屈ではわかっていても』なんですよ。我々は神様でも仏様でもないですからね~」

------ついついこっちがいっぱいいっぱいの時は手が出ちゃうんですよね。

「あ、大事なポイントが出てきましたね。そこなんですよ!問題は。実は、その『親がゆとりがない時』というのが問題なんです。つまり、親にどうやってゆとりを持ってもらうかが、一番近い解決法なんですよ」

------なるほど。
でも、『ゆとり』っていうものは、『持とう』と思って持てるものじゃないですよね。

「とってもいい疑問です。そのとおりです。『ゆとりを持たねばならない!』なんて考えると、かえってキツくなっちゃうっていうパラドックスが起きたりします。ゆとりというのは『生じる』ものなんですよ」

------じゃあ、どういう時に生じるんですか?

「『やらねばならないと考えている事』に『やれる事』が追いついている場合と考えたらどうでしょう」

------という事は、『やらねばならないと考えている事』が多ければ多いほど、ゆとりが無い状態に陥っちゃうってことですか。

「そういう事です。だからお母さんやお父さんは、自分の『やらねばならないと考えている事』をチェックしてみる必要があるんですね。それはひょっとしたら『やるにこしたことはない事』かもしれませんし」


------う~ん。
子どもをたたくとかいう話って、ついつい子どもの行為や親の人格の話になっちゃうんですけど…。

「そうです。実は、まずはどうやったら、親が『気持ちの上でのゆとり』を持てるかを考えるのが大事なケースが多いんですね。
さて、ちなみに朝日新聞の記事の中に、育児情報誌『miku』に寄せられたこの件に関する投稿で、なるほど!と感心したのがありますから、引用させていただきますね」

【カーッとなってもたたかないために】(朝日新聞4月20日版より)

・子どもが生まれた時のことを思い出すようにする
・子どもの手を握って話す。手を握っているのでたたけない
・他人をたたいてもいいと子どもに思わせてしまうと考えるようにする
・自分を落ち着かせるために、自分用のヒミツのお菓子を用意する




Copyright(c)2016 合同会社ベルコスモ・カンセリング
* ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ * ‥ *



♪楽しく、役に立つ心理学やカウンセリング理論を学びませんか?

NPO日本次世代育成支援協会は、わかりやすく安価に学べる心理カウンセラー養成講座を開いています。
子育てにもとっても役に立ちますよ。
毎週火曜日(夜間)に名古屋で、月曜(午後)に一宮で開催中。 参加費 月4回で1万2千円(テキストや資料代込)

毎月1回の土曜集中講座(12回完結 1回9千円)も開いています。
詳しくはコチラ→ https://npo-jisedai.org/kouza.htm





ページトップに戻る