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【依存の恐ろしさ】



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子育てに活かせる!『ものの見方、考え方』 その34
【依存の恐ろしさ】
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今回も鷲津先生(名城大学心理学非常勤講師、(同)ベルコスモ・カウンセリング代表)に伺いました。


NPOハート・コンシャスは、児童虐待防止や発達障害児対応をテーマに、子育てセミナーを連続して行っていますが、こちらの方の講師もまた宜しくお願い致します。

「こちらこそ宜しくお願い致します。ところでそれとは別の話になりますが、来月も子育て講座があるんですよね。こちらは玉田理事長も講師をされるそうで…」

------はい。宜しくお願いします。
「その中に『増え続けるインターネットや携帯依存症』というタイトルでお話をされるそうですね」

------そういう事も、親は知っていないといけない時代になっちゃったんですよね~。

「そうなんですよね。実はスマホが流行りだしてから、子供達にとってかなりよくない環境に急激に変化しているんです。
以前ニュースで、厚生労働省研究班の調査では、全国の中高生のうち『病的な使用』と判定され、ネット依存が強く疑われる生徒が8・1%に上ったと出ていました。研究班はネット依存の生徒を約51万8千人と推計しているそうです」

------恐ろしい数字ですね。

「本当にそうです。しかも【依存】ということの恐ろしさをあまり知っていない人が多いんですね。依存から脱出するのって本当にすごく大変なんですが…」

------でもどうして依存してしまうんでしょう?

「それについては、まず【刺激】というものについて考えていかなければいけません。
実は人の心は、いつも振動していたいのですね。『心が揺れる』とか『心が震える』とか『心に響く』とか言うでしょ?でも振動する為には、心を振動させる何らかのエネルギーがなくてはなりません」

------それが『ネット』ということですか。

「そうです。例えば心を風鈴に例えてみましょうか。風鈴は常に鳴り続けていたいんですね。そしてその為には風鈴を鳴らすエネルギー、風鈴だと風ですね。でも心だと【刺激】が必要であり、故に人は刺激を欲しつづけているんです」

------なるほど。

「ただここで問題なのは、心が欲している刺激というのは、【良い悪いを区別しない】ということなんです。つまり悪い刺激、例えば極端な話『人を傷付ける』とか、『自分を傷付ける』とかでさえ、心を振動させる為に人は欲することがあるんですね」

------あ、だから残虐なゲームがはやったりするんですね!

「そういうことです。また、人の心は振動が何も無い状態を一番恐れるわけです。『刺激をもっとくれ!』と凄く強い力で要求するんです」

------それが依存を引き起こしてしまう、と……。

「そうなんです。だから、ネットに限らずアルコールやギャンブル、そして女性に多い買い物依存や恋愛依存など、これら全てが大変脱け出しにくい恐ろしいものなんです」

------いつか治るだろうという簡単なものではないということなんですね。




Copyright(c)2016 合同会社ベルコスモ・カンセリング
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