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【「わかる」と「考える」が大事】



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子育てに活かせる!『ものの見方、考え方』 その65
【「わかる」と「考える」が大事】
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このメルマガでは、いつも鷲津先生(ベルコスモ・カウンセリング 代表カウンセラー)にお話を伺っているのですが、このところ鷲津先生は大学のテキストの執筆や、立て続けに入っている講演に追われて超多忙の為、今回は以前書かれた他のメルマガの子育ての話をご紹介いたします。

以下鷲津先生のメルマガから引用


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今年前半は、子育てとか教育について講演することが本当に多かったんですね。

そして、なかなかうまくいかない現状を、沢山の先生方やPTAの方々からいろいろと伺いました。

難しいですね。
皆さんそれぞれ、『よかれ』と思って行動されているのですが…。

しかしよくよく考えてみると、子供どころか我々しっかりした大人でも出来るのかな?という事を子供達に命令している場合が結構あるんです。

例えば『やる気を出せ!』がそうですね。

やる気って『出せ』と言われて『はい!出します』ってできるものなんでしょうか?

同様なものとして、
『落ち込むな!』
『恐れるな!』
『自信を持て!』
『好き嫌いはダメ!』
『いつも前向きであれ!』
などがあります。

確かに【ごもっとも】な話です。
でも、これを疑い無く実行しようとする子ども(大人もそうですね)が、心の病にかかりやすいんです。


さて、話は変わりますが、日本人って子どもの頃から【出来る】ことを要求されているんですね。
そしてそれをクリアーするために、我々は【記憶する】という勉強法をとります。

でも、大事なのは【わかる】ことなんですよね。
そしてわかる為には、【記憶する】ことではなく、【考える】ことが必要なんです。

【記憶】して【出来る】ことを、教育システムで要求された子どもは、【わかる】ために【考える】ということをやらずに大きくなり、結果的に社会に出て苦労しています。

僕の(大学の)授業でも、150人もの学生が受講しているのに、「質問はありますか?」と聞いても殆ど手が挙がりません。

欧米の大学の授業風景と比べると、【疑問を持ち、考える】ということにおいての違いは明らかです。

お上(国家)の言うとおりにやっていれば上手くいき、欧米の真似をしてモノを造れば売れた時代は、これでよかったのかもしれませんが…。


でも、これからはこの【わかる】ということ、そして【考える】ことができないと、生きていくのが大変という時代に移行していきます。
それらについて、もっともっと発信していかないといけませんね。




Copyright(c)2016 合同会社ベルコスモ・カンセリング
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