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ゲーム依存症のページはこちら⇒https://npo-jisedai.org/game.html

大分大学地域連携プラットフォーム推進機構」主催のセミナー

2024年3月6日に大分県立看護科学大学、日本文理大学、別府大学、立命館アジア太平洋大学、大分県立芸術文化短期大学、大分短期大学、東九州短期大学、別府溝部学園短期大学、別府大学短期大学部、大分工業高等専門学校、放送大学大分学習センター、大分大学で構成される「大分大学地域連携プラットフォーム推進機構」主催のセミナーの講師として、各校の教職員の方々対象にWEBで講演しました(鷲津秀樹)。 (翌週13日は大分大学単独で先生方への講演)


中高生の7人に1人がネット依存症


厚生労働省の研究班の調査で、93万人の中高生がネット依存であるとの報告がなされました。
これは中高生の約7人に1人がネット依存症ということになり、5年前の倍となりました。

ちなみにこの調査で使われた質問項目は下記の通りで、これに5つ以上当てはまると【病的な使用】としています。

・ネットに夢中になっていると感じる
・予定よりも長時間使用する
・制限しようとしてうまくいかなかったことがある
・トラブルや嫌な気持ちから逃げるために使用する
・使用しないと落ち着かない、いらいらする
・熱中を隠すため、家族らにうそをついたことがある
・使用時間がだんだん長くなる
・ネットのせいで人間関係などを台無しにした、しそうになった


出典 厚生労働省研究班(2017年度)


ネット・スマホ・ゲーム依存症を治すには 第1話


下記はNPOハート・コンシャスが発行しているメール・マガジンから抜粋したものです。
会話はNPOハート・コンシャスの玉田代表と、当協会の鷲津代表です。


------今回も私たちNPOハート・コンシャスの顧問でもある鷲津先生(NPO日本次世代育成支援協会理事、ベルコスモ・カウンセリング代表)に伺いました。
今回は、現代の親の悩みの一つになりつつある『ネット依存』とか『スマホ依存』と呼ばれているものについてお話いただけますか?

「はい。まずは現状からお知らせしますね。独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターの調査によると、インターネットから離れられないネット・スマホ依存の傾向がある成人は421万人となり、5年前から約1.5倍に増えました。ネット・スマホ依存は、男性の4.5% 女性の3.5%が「問題使用者(国際指標)」に該当していて、若いほど高くなっています。ちなみに20~24歳は男性の約19%、女性の約15%ですね。これはスマホの普及が影響ではないかと考えられます。子どものデータは今のところ手元にはないのですが、お隣の韓国では、10代の18%が1日7時間以上使用しており、端末を取り上げられると離脱症状が出るそうです」

------離脱症状と言いますと?

「一般的には禁断症状と言われているものですね」

------あ、まるでアルコール依存症みたいですね。

「そうなんです。アルコールのように薬物ではないのにね。そしてこれが怖いんですよ。この段階になってしまうと、もう脳の問題となってしまい、『意志の強さ』とかいう問題じゃなくなってしまって、やめるのはすごく難しくなっちゃうんですよ。そのうち気付いてくれるだろうとかいう先送り回避の傾向のある家庭に多いパターンなのですが」

------えっ、そうなんですか。
その段階っていうと、例えばアルコール依存症だと手が震えたりしますが、ネット依存だとどんな状態になるんですか?

「性格が衝動的攻撃的になり怒りをコントロールできなくなるとか、スマホから離れると極度の不安になるという感じですね」

------そう言えば、パソコンを取り上げられて親に暴力をふるったという事件がよく起きているようですが。

「そうですね。またゲームを制限したり取り上げようとすると『死にたい』とか『自殺する』などと言う場合も珍しくはありません。もちろん脅かしとして言う場合も多いのですが、実際にうつ病となってしまうこともありますので、そういう場合はとにかく早めに医療機関に相談することが必要です。
(子どものうつ病についてはこちらをご覧ください。⇒ 子どものうつ病のページ https://npo-jisedai.org/childm.html )
だからそうなる前の手当てが必要なんですよ」

------どんな状態が要注意でしょう?

「そうですね。次の傾向が現れだしたら、もう対処に家族が行動を移さなければいけませんね
・他の人に関心を持てなくなる
・生身の人間とのコミュニケーションが億劫になる
・ゲーム等に多額のお金を使う
・ひきこもる時間が増え続ける

ちなみに、アメリカ精神医学会の診断基準である DSM-5で提案された『インターネットゲーム障害』の診断基準案を北海道立精神保健福祉センターが訳したものでは、このようになったそうです。

12か月の間に以下の内5項目あるいはそれ以上が当てはまるとインターネットゲーム障害

・インターネットゲームに夢中になっている。(前回のゲームのことを考えたり,次のゲームを待ち望んだりして、インターネットゲームが日常生活の主要な活動となる)

・インターネットゲームが取り上げられたとき離脱症候群を起こす。(典型的な症状は,いらいら・落ち着きのなさ,不安・心苦しさ,嘆き・悲しみといったもので,薬理学的な離脱による身体症状は認められない)

・耐性-インターネットゲームに参加する時間が増えていく必要性

・インターネットゲームヘの参加をコントロールしようとする試みが成功しない

・インターネットゲームの結果として,インターネットゲーム以外の趣味や楽しみへの関心がなくなる

・心理社会的な問題があると分かっていても,インターネットゲームを継続してやり過ぎてしまう

・インターネットゲームの使用量について,家族やセラピストその他の人たちにうそをついたことがある

・否定的な感情(無力感,罪悪感,不安など)から逃げるため,あるいはまぎらわすためにインターネットゲームを利用する

・インターネットゲームによって,大切な人間関係,職業,教育あるいは経歴を積む機会が危うくなったり,失ったりしたことがある』

つまりこれに当てはまると、精神疾患(精神病)になるということです。それも依存症というのは、慢性で進行性のある病気なんですね。しかも厄介なことに依存症というのは『否認の病気』と呼ばれているくらい、本人や周囲が病気であることを自覚していないんです」

------なんか、想像していたよりも大変なことなんですね。


ネット・スマホ・ゲーム依存症を治すには 第2話

今回は前回の続きで、『ネット依存』『スマホ依存』と呼ばれているものについてお話いただきます。
「まずは前回お話したことの確認です。依存症というのは、これからお話する『ネット・スマホ依存』に限らず、次の特徴を持つ慢性で進行性のある病気で、意志の強さとか、叱ったりとかでは何ともならなくなってしまうものだということを頭に入れてください。

・繰り返す
・やめられない
・引き際を知らない
・より強い刺激に走る
・その事に関してよく嘘をつく
・自分の失態の責任を取らず人に甘える

そして依存の原因としては次のものが考えられます。

・ストレス
さびしさ、孤独感
つまらない(充実感を求める)
・生育環境
・生得的資質

これらの『特徴』と『原因』を個々に考えながら対策を考えていくわけですね」

------なるほど。 ところで、原因の中に『生得的資質』というのがありましたが、これはどういうことなんですか?

「これは、持って生まれた性質と考えてください。最近は脳の研究が進んだおかげで、例えばギャンブル依存症の人の脳は、依存症じゃない人に比べると脳内物質の量に違いがあることなどがわかってきました。ネット・スマホ依存においては他の精神疾患を併存する場合もあり、気分障害社会不安ADHD(注意欠如多動症)などが多くみられ、中でも青少年では発達障害がよく認められたようですね。 例えば私たちのカウンセリング・ルームに来られる方においても、自閉スペクトラム症(アスペルガー)の傾向がある人はこだわり傾向が強いので、ゲームにのめり込むと、そこから抜け出すのがかなり大変なケースが多いのが事実です。
また、子どもだけに限らずADHDの傾向のある人は退屈を嫌い、刺激を好んだり自分を制御する力が弱い場合が多いので、ネット・スマホ依存に陥るリスクは高いと思われます。
(発達障碍については下記ページを参照してください。
ADHD⇒ https://npo-jisedai.org/ADHD.html
アスペルガー⇒ https://npo-jisedai.org/aspe.html
電子ブック⇒「発達障碍、グレーゾーンに役立つ知識と知恵」 鷲津秀樹著  )
もっとも、これから発達障碍の研究がもっと進めば、いずれは各々の依存症に効く薬ができる可能性もありますが」

------そうなるといいですね。

「そうですね。でも、まずは出来ることからしていかなくてはなりませんからね。ところで『生育環境』についてはいくら大反省会をしても、もう今更しょうがないので、『ストレス』や『さびしさ』、そして『つまらない』生活などについて、改善できることは改善していくということになります。実際問題、今は小学校高学年で『僕はなんのために生きているのかわからない』なんて言う子は珍しくないんですよね」

------まずは、対処法としてはどのようなことがあるでしょうか。

「今までカウンセリングに来られた方々の内容、そして私たちにネット・スマホ依存についての講師を依頼された多くの学校の先生方、そして私たちの開いているカウンセラー講座に参加されている養護教諭やスクールカウンセラー、学校相談員の方々からの話を総合して検討した結果、予防方法や対処法についていろいろなことがわかってきてはいます。
例えば、キーワードの1つに『手軽さ』というのがあるんですね」

------手軽さ?

「はい。どうも依存に陥るのに、『手軽さ』が一役買っているようなんです。例えば、YouTubeにどっぷりと使っている子に、YouTubeをスマホで見るのではなく、パソコンからテレビに繋いで見るようにしてもらうと、見る時間が減るんですね」

------なるほど。手軽に見られないということですね。

「また、『自分の世界』というのもキーワードとなります。イヤホンというのが、この『自分の世界』を造り上げる重要な役割を果たしています。どっぷりと浸かっている子どもの殆どが、イヤホンから外部スピーカーへ変えることを嫌がったんです。そこから推理して、これをイヤホンからスピーカーに変えることを進めていくと、浸かる時間が減ることが多いことが我々のカウンセリングの結果としては、わかりました。他にもいろいろとありますが、細かいことかもしれませんが、こういうことを積み上げて対処していくことによって変化は生まれると思っています。
また、これは受け売りで申し訳ないのですが、独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターでは、次のような対処法を提唱しています。

1.自分が失いつつあるものを知る
インターネットで費やす時間のために、切り詰めたり、削ったりしていることがらを書き出しランク付けする。

2.オンラインにいる時間を計る
自分がどれだけの時間をこの習慣に費やしているかを明確に知るために、実際に使った時間の記録をつける。

3.時間管理法を使う
代わりにできる活動を見つける、自分の利用パターンを見きわめ、その反対のことをする、外部からの防止策をさがす、計画的なインターネットの利用時間を予定表に書き込む。

4.実生活のなかで支援を見出す支援グループを探す。

なお2番については、スマホの時間管理に使えるアプリが出ていますので、そういうのを利用するのもいいと思います。中には親とデータを共有できるのもあります。是非そういうのを導入することからチャレンジしていただきたいですね」


ネット・スマホ・ゲーム依存症を治すには 第3話

今回も前回の続きですが、ネット・スマホ依存症への対処法をお話願えますか?

「はい。依存症というのはスマホやパソコンだけではなく、他にもいろいろあり、それらすべてが大変恐ろしいものです。例えばギャンブル依存ですが、これは厚生労働省の発表では我が国では成人の4.8%、推計536万人いるそうです」

------凄いですね。成人の20人に1人ですか。

「そうなんですよね。日本は実は世界でも突出したギャンブル大国なんです。アメリカは1.58%、韓国は0.8%ですから、日本の4.8%がいかに大きい数字かがわかりますね。そしてギャンブル依存症者の6割は借金が500万円を超えており、一説には平均1300万円弱の借金が有ると言われています」

------恐ろしい数字ですね。

「ええ。しかも今や、スマホやパソコンのゲームを子供の頃からやっていることによって、
≪退屈→つまらない→パチンコ(スロット)≫
などに踏み込んでしまう下地も形成されつつある恐れもあるんですよね」

------ということは、ネット・スマホ依存もギャンブル依存も似たところがあるということですか?

「そうです。例えば性格でいうと、ある程度共通点が認められます。例えば次のようなものですね。

・視野が狭い
・こだわり傾向
・偏ったプライド(無意識の自己愛)
・ストレスの処理がヘタ
・回避傾向

この中の『回避傾向』は特に注意しなければいけませんね」

------注意と言いますと?

「こんな傾向に注意してください。

・他の人に助けてもらいたい
・他の人に責任を持ってもらいたい
・叱られるのがとても嫌で隠す
・見捨てられ不安が強い 」

------なるほど。そういう傾向がある子は、依存症に陥らないように特に注意が必要ということですね。

「そうです。これは何事にも言えますが、やはり大事なのは早期発見、早期対処なんですね。また『回避』というのは、家族も気をつけなくてはいけません。例えば不登校の子どもの家族の多くには、この『回避傾向』、つまり『問題に向き合わない』『問題を先送りする』『きっとそのうちよくなる等の根拠の無い希望』が見られるんです」

------でも、わかる気がします。

「それと、私達のところへ相談に来られるケースの中で、『優秀な子』が、何かに躓いてしまってゲーム依存になってしまうというのが結構多いんですね」
------そうなんですか。

「ええ。例えば小学校の時は凄く成績が良くて、中高一貫校に進学したとしますね。ところが、そうなると周りも優秀な子ばかりということになります。今まではその子は、頭がいい子だとずっと褒められてきたのに、それが無くなっちゃうわけですよ。
 そしたらその子は、『取り柄のない子』になってしまったような気になっちゃうんですね。しかも勉強ばかりしてきたから、遊ぶのも、友達とコミュニケーションをとるのもあまり上手じゃない。そんな時に学校で何か嫌なことが有ったら…」

------学校に行かず、家でゲームに嵌っちゃうわけですね。

「そういうことです。そして、益々学校に行きにくくなっちゃう…。そうすると、その子の『居場所』はネットやゲームしかなくなってしまうわけです。
ところが、この依存症というのは、それに嵌っている時間が長ければ長いほど抜け出すのが大変なんですよ」

------なるほど。ゲームが好きで嵌ってしまうという感じではない場合も多いんですね。
ところで、ではどうしたらいいのかというのが一番伺いたいところなんですけど、次はそれについてお願いできますか。



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ネット・スマホ・ゲーム依存症を治すには 第4話

「はい。これはネット・スマホ依存だけではなく、他の依存症にも共通するのですが、まずは本人だけの意思や努力で片付けようとしても無理があるということを認識することが第一です」

------つまり家族の支援が必要だと…

「もちろん家族の支援は必要です。それだけじゃなく、お医者さんやカウンセラー、そして自助グループなどの外部の力も必要になるケースが多いんです。もっとも困ったことにネット・スマホ依存に関しては、スマホなどの機械やゲームやLINEなどのソフトの超急速な進歩に研究や調査も追い付いておらず、また自助グループもようやく出来かかっている程度という非常にお寒い状況なんですね」

------じゃあ対応できる所が少ないし、対処法も無いということですか。

「無いというわけではありません。他の依存症の研究に沿って考えていく方法があります。例えば、自助グループに参加するとよいという理由の一つに、『自分を客観的に見つめられる』というのがあります。自分で自分のことを客観的に見るというのは本当に難しいことなのですが、例えばギャンブル依存症の人が自助グループに参加したとしますね。すると自分の失敗と瓜二つの失敗をしている人がそこにいるわけです」

------あ、なるほど。最初に先生は依存症のことを『否認の病気』と仰いましたが、自助グループで、ダメになっていった人を見るとそこで気付くわけですね。

「そういうことです。もっともネット・スマホ・ゲーム依存の自助グループというのは、そんなに多くはありません。そこで私達も2019年後半に起ち上げる予定だったのですが、これが意外とというか、全然集まらずに計画の練り直しをしているところなんですね。
ただ、自助グループがまだ近くになくても、スマホ依存でおかしくなった人の流れとかをいろいろと知れば、それは自分を客観的に見つめるきっかけにはなります。ただ、ギャンブルやアルコール依存症の人は、最初のうちは自助グループに毎日参加します。これは『鍛錬』という『行動の習慣化』なんですね。これについては、ネット・スマホ依存症者の場合は今のところ各家庭が工夫しなくてはならないと思います」

------家族で工夫することが大事なんですね。
これって、家族も鍛錬するっていうことでしょうか。

「そのとおりです。そして依存症者の周囲は、絶対にイネイブラーになってはいけません」

------イネイブラーっていいますと?

「依存症者を助ける人です。依存症者の周囲には大抵の場合、依存行動を助ける人がいるんです。アルコール依存の場合は、例えば夫がお酒を飲みたそうな顔をしてるとついついお酒を出しちゃうとか、飲んでグチャグチャ言い出したらもっとお酒を飲ませて寝かせてしまおうとか、ギャンブル依存症者の場合はその借金の尻ぬぐいをするとか…。まぁ、やさしいと言えばやさしいんですけどね」

------なるほど。それで依存症者がますます甘えてしまうわけですか。

「そういうことです。ギャンブル依存症者で言えば、尻拭いしてくれる人がいるうちは抜け出られません。ネット・スマホ依存でも同じです。スマホやパソコンを取り上げられて離脱症状、つまり禁断症状が出て攻撃的になった時、家族が折れてまたスマホを渡してしまったら、すぐに元の木阿弥になります。 というか、『攻撃的になれば、自分の要求が通る』ということを無意識に学習して、益々攻撃的になっていくわけです。  ある程度依存が進行してしまうと、そこから取引をして上手くいくことは稀です。『線引きして、それを超えた場合は覚悟を決める』ことが周囲にも必要なんです。そしてその上で、依存症者の『言葉』ではなく『行動』を重視します。人間って依存症になってしまうともつくし、平気で人を騙したり裏切ったりしてしまうものなんです。とにかく『行動』が大事なんです。そして後は、生活習慣を細かくチェックすること。これらを日々継続してやっていけば、依存から抜け出す日が必ずやってきます」

------そうですか。依存症ってとっても怖いということがよくわかりましたけど、それでもやるべきことをキチッとやっていけば、乗り越えられるということですね。

「はい。大事なのは制御力、つまり自分をコントロールする力を、どのようにして付けていくかにかかっているんですね。これは、どちらにしろその人の成長にあたって、とても重要なことなんです。お子さんがネット依存となった場合、これはこれで制御力を付けていく良い機会だと一念発起して頑張ってくださいと、僕は親御さんによくお願いしているんです。
そして予防も忘れないでください。ならない為には、そして兆候が現れだした時は、
・完全主義 べき主義などの認知の枠組みを柔軟な枠組みに変えていく
・コミュニケーション・スキルの習得
・よい人間関係の構築
・ストレス耐性やストレスの処理技術をUP
・何か【目標】を持つ

そして小さな事からでも向き合う癖をつけていくことが大事です。

また、ネット・スマホ依存が原因の一つではないかと思われる不登校が、最近目立ってきています。
ネットやSNS、スマホゲームが覚醒中枢を刺激し、眠りに入る時間が遅くなり、睡眠と覚醒のリズムが乱れることによる心身の疲れで学校生活がきつくなっていき不登校に至るという流れですね。
スマホを見終えてからしばらくは脳が覚醒しています。
従って、【寝る時間を決め、その2時間前にはスマホを手放し、近くに置かない】というルールを決め、チャレンジしていくことが不登校の予防となります。

なお、私たちが今までに行ったカウンセリングにおいて、もっとも有効だったのは応用行動分析(ABA)を用いた方法です。禁止一辺倒での成功率はかなり低いので、現時点においては応用行動分析による『他のことに興味を移動していく』やり方がよいのではないかと我々は考えております。ただ、人は誰でも個性というものがありますから、対処方法も個別に考えていかないと上手くいかない時も多いんですね。また、お子さんがネット・スマホ依存となっている家庭においては、切断機能(決断力)が低下しているケースが多いので、ある程度以上に依存が進んでいる場合は専門家のカウンセリングを受けたほうがよいと思います」

応用行動分析(ABA)については、下記の本でも書いていますので、興味のある方はよろしければ amazon でお買い求めください」


好評発売中の子育て心理学

「もっと早く知りたかった」と言われる子育て心理学
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この本はNPO日本次世代育成支援協会の心理学セミナーなどにおいて、発達障碍についてお話した内容をまとめたものです。
子育てに役立つ応用行動分析を、セミナーの講義のように口語形式で図を交えながらわかりやすく書いてあります。

またゲーム依存については、別のページにも書いていますので、そちらをご参照ください。↓
https://npo-jisedai.org/game.html

なおネット・ゲーム依存が深刻な問題となるにつれ、中高生において関心を持つ人も増えており、課題研究等で当協会にいろいろなご質問のメールをいただくことがあるのですが、大変申し訳ありませんが当協会ではボランティア事業は、人的資源や運営資金の関係上
・ゲーム依存や発達障碍の知識をホームページにて無料で提供すること
・ゲーム依存や発達障碍のセミナーを利益を得ず(実質持ち出し状態で)低価格で開催すること
・紹介手数料等を取らず公共団体や学校からの講師依頼の条件に合う人材の連絡調整等を行うこと に限定させていただいております。

多くの方々から無料相談やお問い合わせをいただき、それに全て回答するとなると協会運営が破綻したり回答者の生活が成り立たなくなってしまう為(お答えできる人間に対し、回答に1時間かかるご質問が1日10件来た状況をご想像していただけましたら幸いです)、申し訳ございませんがネット・スマホ依存についての電話やメールでの無料相談は現在行っておりません。また無料でのご質問や問い合わせも行っておりませんので宜しくお願い致します。
ご相談やご質問は、カウンセリング(有料)にてお願いいたします。


------はい。NPOの運営は本当に大変ですもんね。どうも有難うございました。




大人のネット・スマホ依存症


ここからは追記となります。4~5年前までは子供のネット・スマホ依存が問題の中心でしたが、このところ大人のネット・スマホ依存問題でカウンセリングに来られる方が目立ってきました。
食事中もスマホを見続けている父親のネット依存
スマホが気になって、子どもの世話や家事が疎かになっている主婦のネット・スマホ依存
仕事が終わってからは、深夜までスマホ漬けになっている青年から中年のネット・スマホ依存
Youtubeばかり見ている大人のネット・スマホ依存
ポケモンGOに夢中になって自転車で一日中あちらこちらをうろついている老人のネット・スマホ依存

こうなってくると、一家でネット・スマホ依存になりつつある家庭がかなり増えているのではないかと思われます。
カウンセリングに来られる方は、まだチェック機能が働いている人がいるということなのですが、みんながネット・スマホ依存となると、もうこれは手の付けようがありません。

出来るだけ早く対策や対応が望まれます。

大人でも、対応は子どものネット・スマホ依存症対策と一緒です。
まずは時間を制限すること!
時間制限に効果のあるロックアプリも出ていますから、下記の認知行動療法や応用行動分析のやり方で時間を減らしていくことから始めてください。

ネット・スマホ依存に効果的な療法

応用行動分析⇒ https://npo-jisedai.org/aba.html

認知行動療法⇒ https://bellcosmo.net/ninchi.html


幼児のネット・スマホ依存症


最近、幼稚園や保育園で、テレビを見ると画面を指で触ってスワイプ(スクロール)しようとする幼児が多いようです。
親が、手がかからないように幼児にスマホやタブレットを持たせ、Youtubeを見せている光景は、今や当たり前となってきました。
2歳までに子供にスマホやタブレットを見せたことがある親は85%以上、という統計も発表されています。

どんな悪影響がどれだけ出るのかは、はっきりとした数字はこれから数年先にならないとわからないのですが、幼児、児童段階でのタブレットやパソコンの多用は認知・学習能力の低下を招き、コミュニケーション能力も低下するリスクは高いと言われています。

また、スマホやメディア漬けの子どもに よく見られる症状としては、東京慈恵会医科大学の前川喜平名誉教授の研究では、
・名前を呼んでも振り向かない
・視線が合わないことがある
・言葉が遅れる、一方的に話す
・落ち着きがない
・表情が乏しい
・テレビやDVDを消すと怒る
などが挙げられています。


なお、少なくとも機器に親しむのは間違いないので、ネット・スマホ依存症になる確率は見ない子よりは高くなると言えるでしょう。


ネット・スマホ・ゲーム依存と不登校とひきこもり

エリート官僚が、ゲーム依存の41歳の息子を刺殺したということが、いろいろと週刊誌などのメディアに書かれました。

「8050問題」(80代の親が50代の子どもの生活を支えるという問題)や、内閣府が公表した40~64歳の「ひきこもり中高年者」の数が推計約61万という話との関連性が、週刊誌やテレビのワイドショーのネタになるのでしょう。

さて、我々が取り組んでいる「ネット・スマホ、ゲーム依存」とひきこもりは関係があるので、それについて少し述べることにします。

最近急増しているのが、不登校からネット・スマホ、ゲーム依存になるパターンです。

また、順序が逆で、ネット・スマホ、ゲーム依存になってしまって学校に行けなくなるというパターンも増えています。

まずここで問題となるのは、「不登校」と、その後のひきこもりとの関係性です。
これについては、文科省「不登校生徒に関する追跡調査研究会」が平成26年に出した研究結果において、その相関関係が表れています。

平成18 年度に中学校3年生に在籍していた者で、不登校として計上された者(年間30日以上欠席した者)が、5年後に就業していない率は43.8%で、そのうち何らかの学校に就学している者が46.7%。

ということは中学の時に不登校経験者の23.3%、約4人に1人が20歳の段階で学校も行かず働いてもいないということになります。(もちろんその中には、専業主婦になった人とかも含まれますが)

そして働いている者も「パート・アルバイト」として勤めている者の比率が32.2%で最も多く、次いで「正社員」が9.3%となっていることを鑑みれば、喩え就業していてもシビアな状況の人が多いということは想像できます。

たかがネットやスマホやゲームと思っている人も多いのですが、中にはそれによって不登校になり、最悪の場合は中高年のひきこもりになって人生が狂うケースだってあり得るのです。

また、親や他の人と接点を全く持たない重度の引きこもりを何年も続けていると、統合失調症となってしまう可能性だってあるのです。(精神科医町沢静夫氏の引きこもりに関する著書より)

そこまでいかなくても、電車の中で、少し詰めればもう少し立っている人が座れるだろうという状況でも、気が付かずスマホに夢中になっている人が本当に増えましたが、そういうことだってその人の評価を下げるには十分ですよね。
そうやって自分の評価を下げていくことにより、社会的、経済的地位がどんどん下がっていったり、人間関係がどんどん希薄になって孤立していくリスクは高いと言えるでしょう。

とは言え、それでもなかなか『人は刺激という誘惑に弱い』という問題に関心を持ってくれない大人が多いのも、事実なんですね。



スマホ・ネットの社会的リスク


最近よく問題となっているのが、バイト先などでふざけた動画を撮って、それがYouTubeなどに載せてしまい、拡散して大問題になってしまう事件です。

また、未成年者(中高生)が知り合いの子の裸の写真を送ってもらい、それを友人にスマホで転送した為拡散してしまったとか、なりすましの悪質な大人にだまされて、未成年の女子が自身の裸の写真を送ってしまったという事件も、水面下ではかなり増えています。



スマホやネットでは、写真や言動や書き込みなどが簡単にコピーできてしまい、また拡散しやすい為、軽い気持ちでしてしまったことが取り返しのつかない大事になってしまうリスクがあります。

被害者はもちろんのこと、拡散の原因の人も莫大な損害賠償を請求されることだってあるわけです。

本人だけではなく、父親が長年勤めた会社にいられなくなったり、兄弟姉妹が学校に行けなくなったり、せっかく手に入れた我が家を売って、誰も知らない土地へ引っ越さなくてはならない事態に陥ることもないわけではないのです。

人生が滅茶苦茶になる場合もあるということを、親はしっかり教えておく必要があるということを、痛切に感じます。



世界保健機関がネット依存を「ゲーム障害」という疾病に定義

世界保健機関(WHO)が、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎにより日常生活が困難になる症状を、「ゲーム障害(Gaming disorder)」と定義し、2018年半ばに発表する最新版ICD(国際疾病分類)第11版に加える。

「ゲーム障害」の定義

下記症状が12ヵ月以上続いている
・ゲームをすることを他の日常生活の活動よりも優先してしまう
・個人、家族、社会、教育、職業といった場面で、非常に重大な問題を発生させている

ゲーム障害については、こちらのページをご参照ください。↓
https://npo-jisedai.org/game.html


講演のご依頼は⇒ https://npo-jisedai.org/kouen.html
1.日時 2.場所 3.内容 4.講師料の予算を明記の上、出講依頼を日本次世代育成支援協会までメールでお送りください。


なお申し訳ございませんが、ネット・スマホ依存についての電話やメールでの無料相談は現在行っておりませんので宜しくお願い致します。ご相談は、カウンセリング(有料)となっております。
ネット・スマホ依存のカウンセリングは⇒ https://npo-jisedai.org/netcounseling.html



Copyright(c) 合同会社ベルコスモ・カウンセリング
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
この内容はNPO日本次世代育成支援協会の鷲津が、愛知大学OCでの講義の内容を元に書いております。
著作権は合同会社ベルコスモ・カウンセリングにありますので、無断使用、複写等はできません。ご了承ください。



好評発売中の「心の本」

「ハートの免疫力UP!」認知療法と解決志向アプローチ
鷲津秀樹著 (お求めはアマゾンで↑)
この本は、このページの筆者が大学の講義(心理学)のテキストとしても使用していた、認知療法や解決思考アプローチをわかりやすく解説した図書です。


♪楽しく、役に立つ心理学やカウンセリング理論を学びませんか?

毎週火曜日(夜間)に名古屋で、月曜(午後)に一宮で、『心理カウンセラー講座』を開いています。
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もちろん、発達障碍に関することも詳しく理解できます。
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詳しくはコチラ→ https://npo-jisedai.org/webkouza.html

オンラインやリモートの講演も可

WEBを使ったオンラインリモートの講演や講師も可能です。Microsoft Teamsを使った講演になりますので、参加者が個々に参加する場合は100人まで。プロジェクター等を使って一堂にセミナーを見る場合は何人でも参加可能です。お問い合わせはWEBやリモート配信を理解しておられる方が担当してください。またその際は人数や日時、また講師料を予めご相談して提示できる状態でお問い合わせください。なお著作権の関係上、録画はできません。

第34回 子どもの健康を考えるつどい

愛知県保険医協会主催の「第34回 子どもの健康を考えるつどい」で、ネット・スマホ・ゲーム依存に関する講演で講師を務めました。
テーマ「コロナ禍が及ぼす子どもたちの心への影響と、その対処法」
講師 NPO日本次世代育成支援協会代表 名城大学非常勤講師 鷲津秀樹
対象 保険医協会会員の医師歯科医師 学校教諭、保育士、一般市民


健やかな子どもを育てる豊川集会


10月30日(土)に、豊川市内に勤務する小中学校教員と保護者を対象に「健やかな子どもを育てる豊川集会」が開かれました。
演題 「家族や学校で防ぐネット・スマホ・ゲーム依存」
講師 鷲津秀樹(当協会代表)


愛知県小児科医会の会報に寄稿

今年3月に愛知県小児科医会の第56回「子どもの健康を守る会」での講演の講師をする予定でしたが、コロナで中止となった為、替わりに今年度の愛知県小児科医会の会報への寄稿を依頼され、それが配布されました。
鷲津代表の内容は「コロナ禍が及ぼす子どもたちの心への影響と、その対処法」です。






豊田市の「こころの健康づくりニュースレター」を執筆

愛知県豊田市では毎年3月を「自殺対策強化月間」とし、春の自殺予防キャンペーンを実施しており、それにに向けて、2021年1月から3月の3か月間、月1回「こころの健康づくりニュースレター」を提供しています。その1月号「劣等感と劣等コンプレックスについて」、2月号「劣等感と劣等コンプレックスについて NO2」、3月号「新しい環境におけるメンタルヘルス」を当協会の鷲津理事が執筆しました。 (画像をクリックすると拡大して読めます)


名古屋市立小中学校PTA協議会のPTA新聞で掲載されました

スマホ・ネット・ゲーム依存防止の取り組みが、名古屋市立小中学校PTA協議会が小中学校に配布するPTA新聞で紹介されました。
http://pta-nagoya.jp/wp-content/themes/pta-theme/images/pdf/shinbun/440.pdf





小牧市の学校・カウンセラー連絡協議会の講演を務めました

2020年11月6日に小牧市小中学校の令和2年度学校・カウンセラー連絡協議会で「家族や学校でできるネット・スマホ・ゲームオ依存にならない方法」の講演を務めました。受講されたゲーム依存担当の先生方やスクールカウンセラーの皆様にとって少しでもお役に立てましたら幸いです。


コロナによる休校とゲーム依存の関係について福島TVでコメント

2020年3月17日に福島テレビ「テレポートプラス」で、新型コロナウィルスによる休校と子ども達のゲーム依存の関係について、取材を受けました。




ネット・ゲーム依存防止の取り組みが毎日新聞に紹介されました

2020年2月6日付毎日新聞の「論+(プラス)」で、当協会の「ネット・スマホ・ゲーム依存防止」の取り組みが紹介されました。(詳しくは左の写真をクリック)




「eスポーツ」についてのコメントが東京新聞に紹介されました

2020年1月11日付東京新聞の社会面で、「eスポーツ」についてのコメントが紹介されました。(詳しくは左の写真をクリック)







稲沢市広報に『ネットいじめ』で掲載されました

稲沢市の「いじめ・不登校対策委員会」主催の小中学校の先生方の研修会で、『ネットいじめ』について講演させていただいた内容が、稲沢市の広報で紹介されました。
https://npo-jisedai.org/inazawa.pdf




稲沢市広報に『ネット・スマホ依存』で掲載されました

稲沢市の「いじめ・不登校対策委員会」主催の稲沢市の小中学校の先生方の研修会で、『ネット・スマホ依存』について講演させていただいた内容が、稲沢市の広報で紹介されました。
https://npo-jisedai.org/27inazawa.pdf





豊明栄中学校「ネット・スマホ・ゲーム依存防止セミナー」


2020年1月30日に豊明市立栄中学校で、今年入学する新入生のPTAの皆様を対象に行われた「ネット社会から子どもたちを守るために」をテーマとした講演の講師を務めました。


久々野中学校「ネット・スマホ・ゲーム依存セミナー」


1月22日に高山市久々野中学校で、「ネット・スマホ・ゲーム依存防止セミナー」の講師を務めました。


長久手市長久手中学校「ネット・スマホ・ゲーム依存セミナー」


11月25日に長久手市長久手中学校で、「ネット・スマホ・ゲーム依存防止セミナー」の講師を務めました(当協会理事 玉田祐子)。


鳥羽市虐待防止ネットワーク協議会市民講座


「スマホやゲーム依存 に 嵌らず 目標に向かっていくために大事なこと」
12月1日(日)に鳥羽市虐待防止ネットワーク協議会が市民講座を開かれ、そこでスマホ依存のお話をしました。





江南西部中学校「ネット・スマホ・ゲーム依存セミナー」


11月25日に江南西部中学校で、「ネット・スマホ・ゲーム依存防止セミナー」の講師を務めました(当協会理事 玉田祐子)。
「とても役に立つお話でした」、「心に響きました」、「心理学からのお話だったので、分かりやすく理解できたと思います」など、アンケートでは大変高い評価をいただきうれしく思っております。
少しでもネット・スマホ・ゲーム依存となってしまう子どもが減るよう、これからも微力ですが頑張っていきます。


青少年育成大会で「スマホ依存の予防」の講師を務めました

2019年11月14日に、名古屋市緑区青少年育成区民大会で「ネット・スマホ・ゲーム依存の予防と対処」の講演を務め、沢山の区民の方々に依存症の怖さを知っていただきました。


当協会主催「ネット、スマホ、ゲーム依存の心理学」セミナー

11月10日(日)に当協会主催の「ネット、スマホ、ゲーム依存の対処と、自己管理ができるようになる為の心理学」セミナーを開催しました。
沢山の方がご参加いただき、「重大問題だということがよくわかった」、「当日配布資料だけでも参加費分くらいの価値がある」、「すごく有意義だった」 など、ありがたいご感想をいただきました。

三好中学校で「スマホ依存の予防」の講師を務めました

2019年11月8日に、三好中学校でPTAの方々対象の、「ネット・スマホ・ゲーム依存の予防と対処」セミナーの講師を務めました。


鳥羽市虐待防止ネットワーク協議会市民講座


「家族や学校で出来るネット依存にならない方法」 9月8日(日)に鳥羽市虐待防止ネットワーク協議会が市民講座を開かれ、そこでスマホ依存のお話をいたします。

入場無料
場所 保健福祉センター ひだまり 2階ホール
時間 13:30~15:30
講師:鷲津秀樹(NPO日本次世代育成支援協会代表 名城大学非常勤講師)

  詳しくはこちら⇒ https://npo-jisedai.org/20190908.pdf



長久手北中学校で「スマホ依存の予防」の講師を務めました

2019年9月5日に、長久手北中学校で教職員と教育委員会の方々対象の、「ネット・スマホ・ゲーム依存の予防と対処」セミナーの講師を務めました。






三重県保険医協会「スマホ依存の予防と対処法」市民講座


8月25日(日)に三重県保険医協会が市民講座を開かれ、そこでスマホ依存のお話をいたしました。(三重県保険医協会とは、三重県下の医師、歯科医師で構成し、患者、国民の命と健康を守るために活動している団体で、一般市民を対象に医療情報を提供する市民公開講座です。)

入場無料
場所 アスト津 研修室A
時間 14:00~16:00
講師:鷲津秀樹(NPO日本次世代育成支援協会代表 名城大学非常勤講師)

  詳しくはこちら⇒ https://npo-jisedai.org/20190825.pdf




ネット・ゲーム依存防止の取り組みが中日新聞に紹介されました

2019年7月13日付中日新聞夕刊の社会面で、「ネット・スマホ・ゲーム依存防止」の取り組みが紹介されました。












「ネット・スマホ・ゲーム依存の予防と対処」セミナー

愛知県教育委員会 一宮市教育委員会 稲沢市教育委員会 江南市教育委員会 中日新聞後援

写真は5月17日付 中日新聞朝刊

2019年5月12日(日)の「家庭で出来るネット・スマホ・ゲーム依存の予防と対処法」セミナーは、おかげ様で満員となり無事終了いたしました。


児童とスマホの問題についてお話しました

2019年4月3日に東海テレビ「スイッチ」で、幼児や児童にスマホを見せることについてお話しました。






名古屋テレビの報道番組「UP!」でコメントしました

名古屋テレビの報道番組「UP!」で、代表の鷲津がネット・スマホゲームの問題点についてお話しました。 (2016.8.25)






知立南中学校で「スマホ依存の予防」の講師を務めました

2019年6月28日に知立南中学校で生徒とPTAの方々に「ネット・スマホ・ゲーム依存の予防と対処」の講師を務めました。






岐阜県安八郡の学校保健会総会で講師を務めました

2019年6月27日に岐阜県安八郡教育委員会主催の学校保健会総会で、学校医、学校薬剤師、そして先生方対象に「ネット・スマホ・ゲーム依存の予防と対処」の講師を務めました。






福井県坂井市の「ネット・スマホ依存防止セミナー」

平成30年11月28日に福井県坂井市教育委員会主催の「ネット・スマホ依存防止セミナー」の講師を務めました。 沢山の先生や教育に携わる方々に熱心に聴いていただき、また貴重な現場の情報をいただきました。 子どもたちの未来に少しでも貢献できましたら幸いです。



中日新聞にネット依存のコメント掲載

2018年6月5日付け中日新聞朝刊の秋葉原殺傷事件の検証記事、「孤立 ネットの虚構におぼれ」において、当協会代表の鷲津が取材を受けた時のコメントが載っています。
(内容は左の記事の画像をクリックしてください)








名古屋市養護教諭研修会で講師を務めました

2019年2月27日に名古屋市養護教諭研修会で「コミュニケーション」の講師を務めました。






和歌山県主催のネット依存防止セミナーの講師を務めました。

平成30年1月28日(土)に和歌山県主催の「ネット依存防止セミナー」が開かれ、講師を務めました。
https://npo-jisedai.org/2018wakayama.pdf






2017 名古屋市中村区の養護教員対象セミナー

名古屋市中村区の小中学校の養護教員の研究会で「ネット・スマホ依存防止セミナー」が開かれ、講師を務めました。

2016 小牧市内中学校のセミナー

岩崎中学校のPTAセミナーで「ネット・スマホ依存防止セミナー」が開かれ、講師を務めました。

小牧中学校のPTAセミナーで「ネット・スマホ依存防止セミナー」が開かれ、講師を務めました。


「ネット・スマホ依存症セミナー」ビデオ(一部)



「ネット・スマホ依存症セミナー2」ビデオ(ダイジェスト版)
■学校関係の講演実績の例

・国分寺青年会議所 ~大人と子供のコミュニケーション~
・私学をよくする愛知父母懇談会 ~中ブロック総会の記念講演~
・名古屋市子ども青少年局(名古屋市保育士)~保育リスクマネジメント研修~
・安城市 ~子育てに活かせるものの見方、考え方~
・稲沢市教育委員会 ~ネット依存に陥らない為に~(2016、2017)
・名古屋市西生涯学習センター ~子育てセミナー~
・名古屋市北生涯学習センター ~子育てに役立つ心理学~
・子育てかもめ応援団 ~「うまくいかない」を「うまくいく」にするには~
・名古屋市港区小中学校PTA会長セミナー ~絆をつなぐPTA活動~
・東区小中学校PTA会長セミナー
・中区小中学校PTA会長セミナー
・千種区小中学校PTA会長セミナー
・名古屋市守山中学校PTA ~子どもと上手な付き合い方~
・小牧中学校 ~スマホ・ネット依存症の対処法~(2016、2017)
・小牧市光が丘中学校教職員 ~生徒とのコミュニケーション~
・小牧市岩崎中学校PTA ~子育て・スマホ依存~
・名古屋市有松中学校PTA ~我が子の本当の味方になるには~
・名古屋市見付小学校PTA ~親が伸びれば子どもも伸びる~
・名古屋市伝馬小学校PTA ~子どもの心を育み親子のきずなを深める~
・名古屋市福田小学校PTA ~子どもとのコミュニケーション~
・名古屋市福春小学校PTA ~子供とのコミュニケーション~
・名古屋市東海小学校PTA ~親子コミュニケーション~
・岩倉市北小学校PTA ~子どもを伸ばすコミュニケーション~
・熱田区小中学校PTA会長セミナー
・名古屋市守山東中学校PTA~やる気と可能性を引き出すコミュニケーション~
・名古屋市中村区養護教諭研修会 ~スマホ・ネット依存対策~
・名古屋市千種区保育会 ~コミュニケーションセミナー~

他多数 Copyright(c)2014 NPO日本次世代育成支援協会


付属

ネット・スマホ依存やネットいじめにおいては、家庭内のルールが有るか無いかが大きな違いとなって出てきます。
しかし、どうも我々日本人っていうのは、欧米人に比べて「ルール」とか「契約」っていうのが苦手なんですよね。
でも、以前話題になった、マサチューセッツ州のあるお母さんが、13歳の息子にスマホをプレゼントした時の「ルール」というのは、これは凄いと思いました。
ルールを決めていない家庭でのスマホ依存が激増している現状を考えると、こういうのがいるのではないかと思います。


「以下、スマホ18のルール



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メリークリスマス!あなたは今日からiPhoneを持つことができます。
責任感のある利口な13歳のあなたには、このプレゼントはふさわしいとおもいます。
でも、このプレゼントを受け取るなら、ルールを守ってもらいます。
以下のルールを読んでおいてください。
そしてお母さんは信じています。あなたを健康で豊かな人間性を持った、現代のテクノロジーうまく活用していける大人に育てるのがお母さんの役割だと理解してくれることを。
このルールが守れない時は、iPhoneは返してもらいますよ。
あなたのことが本当に大好きです。これからあなたと沢山のメールをやり取りすることを楽しみにしています。

1.これは私のiPhoneです。私が買って、あなたに貸してあげています。私ってやさしいでしょ?

2.パスワードは必ず私に報告すること。

3.これは電話です。鳴ったら必ずでてください。礼儀よく「こんにちは」と言うこと。それがママかパパだったら絶対に出ること。

4.学校のある日は午後7:30に、週末は午後9:00にiPhoneを返すこと。翌朝7:30まで電源オフにします。友達の親が直接出る固定電話に電話出来ないような相手ならその人には電話もSMSもしないこと。自分の直感を信じて、他の家族も尊重しなさい。

5.iPhoneを学校に持って行ってはいけません。SMSでやり取りする相手とは直接会話をしなさい。会話は人生において大事なスキルです。

6.もしトイレや床に落としたり、失くしたり破損した場合は、修理費用は自己負担です。庭の芝刈りや赤ちゃんの世話、お年玉でカバーしてください。こういうことは起こりますから準備しておいたほうがいいでしょう。

7.このテクノロジーを使って嘘をついたり、人を馬鹿にしてはいけません。ネットいじめのような人を傷つける会話に参加しないこと。人のためになることを第一に考え、喧嘩に参加しないこと。

8.人に面と向かって言えないことを、この携帯を使いメールやSMSでしないこと。

9.友達の親の前で言えないようなことをSMSやメールでしないこと。自己規制してください。

10.ポルノは禁止。私と共有出来るような情報をネットで調べてください。もしわからないことがあるようなら、誰か人にきくようにしなさい。なるべく私かお父さんに聞いてね。

11.公共の場では電源を切るか、サイレンスモードにすること。特にレストラン、映画館などや他の人としゃべっているときは気をつけなさい。あなたは失礼なことをしない子です。iPhoneがそれを変えるようなことがあってはいけません。

12.あなたや他人のプライベートなところの写真を送ったり受け取ったりしてはいけません。笑わないで。あなたは理工だけど、そういうことがしたくなる時期がやってきます。それはとってもリスクが大きく、青春時代だけでなく人生までも壊してしまう可能性があります。ネットはあなたより巨大で強力です。一度広まってしまったら、解決するのは不可能に近いのです。

13.膨大な数の写真やビデオを撮らないこと。すべてを記録する必要はありません。経験を大切にしてください。全てはあなたの記憶に残ります。

14.時々はiPhoneを家に置いてでかけなさい。そうすることに自信を持って。iPhoneは生き物でもなければあなたの一部でもありません。携帯なしで生活することを覚えてください。携帯が無いことを不安がるような、小さな人間にならないで。

15.流行りの音楽、クラシック音楽や誰もが聞いている音楽だけじゃなく、いろんな音楽をダウンロードして聴いてね。現在は昔と比べ本当にいろんな音楽をダウンロードして聴けるようになったから、あなたの視野を広げてください。

16.ときどき言葉ゲームやパズルや知能ゲームで遊んでください。

17.あなたの周りで起きることを良く見てください。窓の外を見てください。鳥の声を聞いてください。知らない人とも会話してください。グーグルに頼らないで考えてみてください。

18.失敗はつきものです。もし失敗など問題が起きたら、iPhoneを返してもらいます。そしてその問題について話し合い、また最初からやり直しましょう。あなたと私はいつも何かを学んでいる。私はあなたのチームメイトです。一緒に答えを出して行きましょう。



これらの約束を守ってくれることを願っています。これらはiPhoneだけでなく、人生を生きていく上でも大事なことだから。あなたは激変しているこの世界のなかで成長していきます。これは刺激的で魅力的な世界です。
できるだけシンプルに物事を考えて行ってください。
機械やガジェットなんかよりも、自分自身の力強く大きな意思やこころを信じてほしい。
あなたが大好きです。iPhoneを楽しんでね。メリークリスマス



                        NAVERより引用  訳改変 鷲津秀樹
          


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