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いじめの予防と対処

『いじめ』 はとっても大きな社会問題となっていますが、まずはいじめられやすい子どもにならない為には、親はどんなことに気を付ければいいのかを考えてみましょう。
これはとっても難しい問題で、その時々や環境によって違いは出てくるとは思いますが、性格心理学で著名な詫摩武俊博士が『嫌われやすい子』のパターンを次のように挙げておられます。
・動作の遅い子
・悪い癖(例:盗癖、性器をいじる等)のある子
・不潔な子
・下品な子
・ウソをつく子
・わがままな子
・暗い子
・乱暴な子
・すぐ文句を言う子
・話すのが苦手な子
・はっきりしない子
・いい子ぶる子
・とっつきにくい子
・嫉妬深い子
     (以上 『好かれる子 嫌われる子』詫摩武俊著 より引用)」

ただ、確かにそうなのですが、これって誰でも大なり小なりどれかは当てはまってしまうんじゃないかという問題がありますよね。
このどれにもあてはまらないなんて、返って珍しいかもしれません。 程度の問題というのもあるでしょうし、また親が気にし過ぎて怒ってばかりいたら逆に子どもは神経質になってしまうかもしれません。
ただ、確かに上記の特徴というのは『いじめられやすい子』にはよくある話なので、変えられるなら、それにこしたことはないでしょうね。
もちろん全部を無くそうと思ったら無理だし大変ですけど、『マシ( More better ) 』になればいいんですから。

ところでここで注意が必要なのですが、所謂広汎性発達障害、ADHDやアスペルガーや学習障害の子、またそういう傾向を持っている子は、『動作が遅い』『わがまま』『乱暴』『すぐ文句を言う』『話すのが苦手』『とっつきにくい』などの傾向を生得的に持っているケースがあります。
こういう場合は、下手に厳しく躾けると返って性格がおかしくなってしまう場合も多いので要注意なんですね。
そういうケースでは、しっかりと対処できる児童精神科や小児科のお医者さんか、発達障害に詳しいカウンセラーに、まずは相談してみることが大事です。
やはり、その子に合った対処法というのが大事ですから。

親が自分一人で悩んでいても、なかなか解決には至らないこともよくあります。
発達障碍の問題が潜んでいる場合は、特に知識や知恵が必要とされます。
自分を責めていないで、しっかりと対応できる知識や知恵を持つ人に相談しましょう。



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